論文の概要: Quantum Refrigeration with Indefinite Causal Order
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2003.00794v4
- Date: Thu, 25 Nov 2021 14:22:39 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-05-31 12:33:23.285582
- Title: Quantum Refrigeration with Indefinite Causal Order
- Title(参考訳): 不定因果順序をもつ量子冷凍
- Authors: David Felce and Vlatko Vedral
- Abstract要約: Indefinite Causal Orders を用いて非古典冷却を実現する熱力学サイクルを提案する。
このサイクルは、制御キュービットで純度を消費しながら冷蔵を冷却する。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: We propose a thermodynamic refrigeration cycle which uses Indefinite Causal
Orders to achieve non-classical cooling. The cycle cools a cold reservoir while
consuming purity in a control qubit. We first show that the application to an
input state of two identical thermalizing channels of temperature $T$ in an
indefinite causal order can result in an output state with a temperature not
equal to $T$. We investigate the properties of the refrigeration cycle and show
that thermodynamically, the result is compatible with unitary quantum mechanics
in the circuit model but could not be achieved classically. We believe that
this cycle could be implemented experimentally using tabletop photonics. Our
result suggests the development of a new class of thermodynamic resource
theories in which operations are allowed to be performed in an Indefinite
Causal Order.
- Abstract(参考訳): Indefinite Causal Orders を用いて非古典冷却を実現する熱力学冷凍サイクルを提案する。
このサイクルは、制御キュービットで純度を消費しながら冷蔵を冷却する。
まず,不定因果順序の温度$t$ の2つの同一の熱化チャネルの入力状態への適用により,出力状態が$t$ 以下の値になることを示す。
冷蔵サイクルの性質を調査し,熱力学的には回路モデルのユニタリ量子力学と互換性があるが古典的には達成できないことを示した。
このサイクルはテーブルトップフォトニクスを用いて実験的に実装できると信じている。
以上の結果から,不確定因果順序の演算を許容する新たな熱力学資源理論の開発が示唆された。
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