論文の概要: Enhanced ion-cavity coupling through cavity cooling in the strong
coupling regime
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2003.01507v1
- Date: Tue, 3 Mar 2020 14:05:52 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-05-31 07:40:12.147427
- Title: Enhanced ion-cavity coupling through cavity cooling in the strong
coupling regime
- Title(参考訳): 強結合系における空洞冷却によるイオン空洞結合の増強
- Authors: Costas Christoforou, Corentin Pignot, Ezra Kassa, Hiroki Takahashi,
Matthias Keller
- Abstract要約: 本稿では、イオンの局在を改善するためにキャビティ冷却をどのように実装できるかを示す。
ドップラー冷却のみを用いる場合の2pi倍(16.7pm 0.1)=MHzに対して2pi倍(15.2pm 0.1)=MHzのイオンキャビティ結合が強化された。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: Incorporating optical cavities in ion traps is becoming increasingly
important in the development of photonic quantum networks. However, the
presence of the cavity can hamper efficient laser cooling of ions because of
geometric constraints that the cavity imposes and an unfavourable Purcell
effect that can modify the cooling dynamics substantially. On the other hand
the coupling of the ion to the cavity can also be exploited to provide a
mechanism to efficiently cool the ion. In this paper we demonstrate
experimentally how cavity cooling can be implemented to improve the
localisation of the ion and thus its coupling to the cavity. By using cavity
cooling we obtain an enhanced ion-cavity coupling of $2\pi \times (16.7\pm
0.1)$ MHz, compared with $2\pi \times (15.2\pm 0.1)$ MHz when using only
Doppler cooling.
- Abstract(参考訳): イオントラップに光学キャビティを組み込むことは、フォトニック量子ネットワークの発展においてますます重要になっている。
しかし、キャビティの存在は、キャビティが課す幾何学的制約と冷却ダイナミクスを実質的に変えることができないパーセル効果のために、イオンの効率的なレーザー冷却を妨げる可能性がある。
一方、イオンと空洞とのカップリングも利用でき、イオンを効率的に冷却する機構を提供することができる。
本稿では, イオンの局在化とキャビティとの結合性を改善するために, キャビティ冷却をいかに実装できるかを実験的に示す。
キャビティ冷却を用いることで、ドップラー冷却のみを使用する場合の2.pi \times (16.7\pm 0.1)$ MHzと2.pi \times (15.2\pm 0.1)$ MHzとのイオン空洞結合が強化される。
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