論文の概要: Detection of missing low-lying atomic states in actinium
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2005.03713v1
- Date: Thu, 7 May 2020 19:11:18 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-05-20 22:28:48.082819
- Title: Detection of missing low-lying atomic states in actinium
- Title(参考訳): アクチニウム中の低次原子状態の欠如の検出
- Authors: Ke Zhang, Dominik Studer, Felix Weber, Vadim M. Gadelshin, Nina Kneip,
Sebastian Raeder, Dmitry Budker, Klaus Wendt, Tom Kieck, Sergey G. Porsev,
Charles Cheung, Marianna S. Safronova, Mikhail G. Kozlov
- Abstract要約: 2段階の共鳴レーザーイオン化分光法により, アクチニウムの低エネルギー原子レベル7s27p 2Po_1/2, 7s27p 2Po_3/2が観察された。
データはアクチニドの複雑な原子スペクトルの理解と、アクチニドの効率的なレーザー冷却およびイオン化法の開発に関係している。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.8886878328739429
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: Two lowest-energy odd-parity atomic levels of actinium, 7s^27p 2P^o_1/2,
7s^27p 2P^o_3/2, were observed via two-step resonant laser-ionization
spectroscopy and their respective energies were measured to be 7477.36(4) cm^-1
and 12 276.59(2) cm^-1. The lifetimes of these states were determined as
668(11) ns and 255(7) ns, respectively. In addition, these properties were
calculated using a hybrid approach that combines configuration interaction and
coupled-cluster methods in good agreement. The data are of relevance for
understanding the complex atomic spectra of actinides and for developing
efficient laser-cooling and ionization schemes for actinium, with possible
applications for high-purity medicalisotope production and future fundamental
physics experiments with this atom.
- Abstract(参考訳): 7s^27p 2P^o_1/2, 7s^27p 2P^o_3/2を2段階共鳴レーザーイオン化分光法により観測し, それぞれのエネルギーを7477.36(4) cm^-1, 12276.59(2) cm^-1とした。
これらの状態の寿命はそれぞれ668(11) nsと255(7) nsと決定された。
さらに,これらの特性は,コンフィグレーションインタラクションと結合クラスタメソッドをうまく組み合わせたハイブリッドアプローチを用いて計算された。
このデータは、アクチニドの複雑な原子スペクトルの理解と、アクチニウムの効率的なレーザー冷却およびイオン化スキームの開発に関連しており、高純度医療同位体生成および将来の基礎物理学実験に応用可能である。
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