論文の概要: Optical trapping of the transversal motion for an optically levitated
mirror
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2007.01630v2
- Date: Mon, 21 Dec 2020 06:47:43 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-05-11 18:34:56.868104
- Title: Optical trapping of the transversal motion for an optically levitated
mirror
- Title(参考訳): 光浮上ミラーにおける横運動の光学的トラップ
- Authors: Takuya Kawasaki, Naoki Kita, Koji Nagano, Shotaro Wada, Yuya Kuwahara,
Masaki Ando, Yuta Michimura
- Abstract要約: 垂直に配向する2つのファブリ・ペロトキャビティで光浮上が実現可能であることを証明した。
この研究は、光学浮揚への道を開き、マクロ的な量子システムを実現する。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.04618037115403289
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: Optomechanical systems are suitable for elucidating quantum phenomena at the
macroscopic scale in the sense of the mass scale. The systems should be
well-isolated from the environment to avoid classical noises, which conceal
quantum signals. Optical levitation is a promising way to isolate
optomechanical systems from the environment. To realize optical levitation, all
degrees of freedom need to be trapped. Until now, longitudinal trapping and
rotational trapping of a mirror with optical radiation pressure have been
studied in detail and validated with various experiments. However, less
attention has been paid to the transversal trapping of a mirror. Herein, we
report a pioneering result where we experimentally confirmed transversal
trapping of a mirror of a Fabry-P\'erot cavity using a torsional pendulum.
Through this demonstration, we experimentally proved that optical levitation is
realizable with only two Fabry-P\'erot cavities that are aligned vertically.
This work paves the way toward optical levitation and realizing a macroscopic
quantum system.
- Abstract(参考訳): オプトメカニカルシステムは、質量スケールの意味でのマクロスケールでの量子現象の解明に適している。
量子シグナルを隠蔽する古典的ノイズを避けるため、システムは環境から適切に隔離されるべきである。
光浮上は、光機械システムを環境から分離する有望な方法である。
光浮上を実現するには、あらゆる自由度を閉じ込める必要がある。
これまで、光学放射圧を持つ鏡の縦トラップと回転トラップを詳細に研究し、様々な実験で検証してきた。
しかし、鏡を横切ることにはあまり注意が払われていない。
そこで本研究では, 回転振り子を用いたファブリ・ピロトキャビティの鏡の横断トラッピングを実験的に確認した。
この実験により、垂直に配向する2つのFabry-P'erotキャビティで光浮上が実現可能であることを実験的に証明した。
この研究は、光学浮揚への道を開き、マクロ量子システムを実現する。
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