論文の概要: Elastic electron-proton scattering in the presence of a circularly
polarized laser field
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2102.00722v1
- Date: Mon, 1 Feb 2021 09:32:36 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-04-13 03:14:50.440330
- Title: Elastic electron-proton scattering in the presence of a circularly
polarized laser field
- Title(参考訳): 円偏光レーザー場の存在下での弾性電子-陽子散乱
- Authors: I Dahiri, M Jakha, S Mouslih, B Manaut and S Taj
- Abstract要約: 電子-陽子散乱は、円偏光の強い電磁場の存在下で考慮された。
プロトンドレッシングの効果は1010textV/cm$以上のレーザー磁場強度で現れ始め、考慮しなければならない。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://creativecommons.org/licenses/by/4.0/
- Abstract: Owing to recent advances in laser technology, it has become important to
investigate fundamental laser-assisted processes in very powerful laser fields.
In the present work and within the framework of laser-assisted quantum
electrodynamics (QED), electron-proton scattering was considered in the
presence of a strong electromagnetic field of circular polarization. First, we
present a study of the process where we only take into account the relativistic
dressing of the electron without the proton. Then, in order to explore the
effect of the proton dressing, we fully consider the relativistic dressing of
the electron and the proton together and describe them by using Dirac-Volkov
functions. The analytical expression for the differential cross section (DCS)
in both cases is derived at lowest-order of perturbation theory. As a result,
the DCS is notably reduced by the laser field. It is found that the effect of
proton dressing begins to appear at laser field strengths greater than or equal
to $10^{10}~\text{V/cm}$ and it therefore must be taken into account. The
influence of the laser field strength and frequency on the DCS is reported. A
comparison with the Mott scattering and the laser-free results is also
included.
- Abstract(参考訳): 近年のレーザー技術の進歩により、非常に強力なレーザー分野における基本レーザー支援プロセスの研究が重要になっている。
本研究およびレーザー支援量子電磁力学(QED)の枠組みにおいて、電子-陽子散乱は円偏光の強い電磁場の存在下で考慮された。
まず,陽子を使わずに電子の相対論的ドレッシングのみを考慮に入れる過程について考察する。
そして、プロトンドレッシングの効果を探求するために、電子とプロトンとの相対論的ドレッシングを完全に検討し、ディラック・ヴォルコフ関数を用いてそれらを記述する。
両方の場合における差分断面積 (DCS) の解析式は摂動理論の最低次で導かれる。
その結果、レーザ磁場によりDCSが顕著に減少する。
プロトンドレッシングの効果は10^{10}~\text{V/cm}$以上のレーザー磁場強度で現れ始め、従って考慮する必要がある。
レーザフィールド強度と周波数がdcsに及ぼす影響を報告した。
モット散乱とレーザーフリーの結果との比較も含む。
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