論文の概要: Observation of strong and weak thermalization in a superconducting
quantum processor
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2102.08587v1
- Date: Wed, 17 Feb 2021 05:48:29 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-04-11 00:04:22.580801
- Title: Observation of strong and weak thermalization in a superconducting
quantum processor
- Title(参考訳): 超伝導量子プロセッサにおける強・弱熱化の観測
- Authors: Fusheng Chen, Zheng-Hang Sun, Ming Gong, Qingling Zhu, Yu-Ran Zhang,
Yulin Wu, Yangsen Ye, Chen Zha, Shaowei Li, Shaojun Guo, Haoran Qian,
He-Liang Huang, Jiale Yu, Hui Deng, Hao Rong, Jin Lin, Yu Xu, Lihua Sun,
Cheng Guo, Na Li, Futian Liang, Cheng-Zhi Peng, Heng Fan, Xiaobo Zhu, and
Jian-Wei Pan
- Abstract要約: 本研究では,12個の超伝導量子ビットからなる1次元アレイのエルゴードダイナミクスについて検討した。
異なる初期状態の強い熱化と弱い熱化の機構を同定する。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 24.685988382662803
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: We experimentally study the ergodic dynamics of a 1D array of 12
superconducting qubits with a transverse field, and identify the regimes of
strong and weak thermalization with different initial states. We observe
convergence of the local observable to its thermal expectation value in the
strong-thermalizaion regime. For weak thermalization, the dynamics of local
observable exhibits an oscillation around the thermal value, which can only be
attained by the time average. We also demonstrate that the entanglement entropy
and concurrence can characterize the regimes of strong and weak thermalization.
Our work provides an essential step towards a generic understanding of
thermalization in quantum systems.
- Abstract(参考訳): 横磁場を持つ12個の超伝導量子ビットからなる1次元配列のエルゴードダイナミクスを実験的に研究し,初期状態の異なる強熱と弱熱の領域を同定した。
強熱平衡系において,局所観測可能な観測値の収束を熱的期待値で観測する。
弱熱化の場合、局所観測可能領域のダイナミクスは、時間平均でしか達成できない熱値の周りの振動を示す。
また,エントロピーの絡み合いと共起が強い熱化と弱い熱化を特徴付けることを示した。
我々の研究は、量子系における熱化の一般的な理解に向けた重要なステップを提供する。
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