論文の概要: Role of Exchange Interactions in the Magnetic Response and Intermolecular Recognition of Chiral Molecules

• arxiv url: http://arxiv.org/abs/2104.02965v1
• Date: Wed, 7 Apr 2021 07:29:53 GMT
• ステータス: 処理完了
• システム内更新日: 2023-04-05 02:29:16.487800
• Title: Role of Exchange Interactions in the Magnetic Response and Intermolecular Recognition of Chiral Molecules
• Title（参考訳）: キラル分子の磁気応答と分子間認識における交換相互作用の役割
• Authors: Arezoo Dianat, Rafael Gutierrez, Hen Alpern, Vladimiro Mujica, Amir Ziv, Shira Yochelis, Oded Millo, Yossi Paltiel, and Gianaurelio Cuniberti
• Abstract要約: 電子交換相互作用は、一重項状態におけるキラル分子の磁気応答において重要な役割を果たすことを示す。 交換効果は, 磁性表面との相互作用特性の差異を生じさせ, 最近の2つの重要な実験結果の原点に光を遮蔽することを示す。
• 参考スコア（独自算出の注目度）: 0.0
• License: http://creativecommons.org/licenses/by-nc-sa/4.0/
• Abstract: The physical origin of the so-called chirality-induced spin selectivity (CISS) effect has puzzled experimental and theoretical researchers over the past few years. Early experiments were interpreted in terms of unconventional spin-orbit interactions mediated by the helical geometry. However, more recent experimental studies have clearly revealed that electronic exchange interactions also play a key role in the magnetic response of chiral molecules in singlet states. In this investigation, we use spin-polarized closed shell density functional theory calculations to address the influence of exchange contributions to the interaction between helical molecules as well as of helical molecules with magnetized substrates. We show that exchange effects result in differences in the interaction properties with magnetized surfaces, shedding light into the possible origin of two recent important experimental results: enantiomer separation and magnetic exchange force microscopy with AFM tips functionalized with helical peptides.
• Abstract（参考訳）: いわゆるキラリティ誘起スピン選択性(CISS)効果の物理的起源は、ここ数年、実験的、理論的研究者を困惑させてきた。 初期の実験はヘリカル幾何によって媒介される非伝統的なスピン軌道相互作用によって解釈された。 しかし、より最近の実験的研究により、電子交換相互作用が一重項状態のキラル分子の磁気応答に重要な役割を果たすことが明らかとなった。 本研究では, スピン偏極閉殻密度汎関数計算を用いて, ヘリカル分子間の相互作用に対する交換寄与の影響と, ヘリカル分子と磁化基板との相互作用について検討した。 交換効果は磁化表面との相互作用特性の違いを生じさせ、光が最近の2つの重要な実験結果であるエナンチオマー分離と、ヘリカルペプチドで機能化したafmチップを用いた磁気交換力顕微鏡の起点となることを示した。

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