論文の概要: Electronic Mechanism that Quenches Field-Driven Heating as Illustrated
with the Static Holstein Model
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2107.04096v2
- Date: Fri, 30 Jun 2023 11:07:22 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-07-03 16:22:09.453372
- Title: Electronic Mechanism that Quenches Field-Driven Heating as Illustrated
with the Static Holstein Model
- Title(参考訳): 静的ホルスタイン模型による電界駆動加熱の量子化機構
- Authors: Manuel Weber, James K. Freericks
- Abstract要約: 量子系の時間依存駆動は、熱平衡から遠く離れたエキゾチック相を工学するための強力なツールとして登場した。
多体相互作用の存在下では、暴走加熱がもたらされるため、ジェネリック系は特徴のない無限温度状態に達するまで加熱されると信じられている。
ここでは、このような機構が、相互作用する電荷密度波鎖と、巨視的な保存量との相互作用を回避しているかを示す。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.582519087605215
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: Time-dependent driving of quantum systems has emerged as a powerful tool to
engineer exotic phases far from thermal equilibrium, but in the presence of
many-body interactions it also leads to runaway heating, so that generic
systems are believed to heat up until they reach a featureless
infinite-temperature state. Understanding the mechanisms by which such a heat
death can be slowed down or even avoided is a major goal -- one such mechanism
is to drive toward an even distribution of electrons in momentum space. Here we
show how such a mechanism avoids runaway heating for an interacting
charge-density-wave chain with a macroscopic number of conserved quantities
when driven by a strong dc electric field; minibands with nontrivial
distribution functions develop as the current is prematurely driven to zero.
Moreover, when approaching a zero-temperature resonance, the field strength can
tune between positive, negative, or close-to-infinite effective temperatures
for each miniband. Our results suggest that nontrivial metastable distribution
functions should be realized in the prethermal regime of quantum systems
coupled to slow bosonic modes.
- Abstract(参考訳): 量子系の時間依存性の駆動は、熱平衡から遠く離れたエキゾチック相を工学する強力なツールとして現れてきたが、多体相互作用の存在下では、熱を逃がし、ジェネリック系は特徴のない無限温度状態に達するまで加熱すると考えられている。
このような熱死を遅くしたり、避けたりするメカニズムを理解することは大きな目標であり、そのようなメカニズムの1つは運動量空間内の電子の均等な分布に向かって進むことである。
ここでは、強いdc電場によって駆動される場合、この機構が、相互作用する電荷密度波鎖の暴走加熱を回避し、電流が0に早めに駆動されるにつれて、非自明分布関数を持つミニバンドが発達することを示す。
さらに、ゼロ温度共鳴に近づくと、各ミニバンドに対して正、負、あるいは無限に近い有効温度で磁場強度を調整できる。
以上の結果から, 量子系の非自明な準安定分布関数は, 遅いボソニックモードと結合した熱前領域で実現されることが示唆された。
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