論文の概要: Interferometric mass spectrometry
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2107.04256v1
- Date: Fri, 9 Jul 2021 06:59:49 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-03-23 00:08:08.389960
- Title: Interferometric mass spectrometry
- Title(参考訳): インターフェロメトリ質量分析
- Authors: Radu Ionicioiu
- Abstract要約: インターフェロメトリ質量分析法(IMS)は、量子干渉を用いた新しい質量分離法である。
IMSは試料の波状特性を採用しており、試料が粒子状であるAMSと相補的である。
IMSの潜在的な応用は、モバイルアプリケーションのためのコンパクトなデバイス、加速段階で壊れる感度の高い分子、イオン化が難しい中性試料である。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://creativecommons.org/licenses/by/4.0/
- Abstract: Accelerator mass spectrometry (AMS) is a widely-used technique with multiple
applications, including geology, molecular biology and archeology. Although
extremely precise, AMS requires tandem accelerators and bulky magnets which
confines it to large laboratories. Here we propose interferometric mass
spectrometry (IMS), a novel method of mass separation which uses quantum
interference. IMS employs the wave-like properties of the samples, and as such
is complementary to AMS, in which samples are particle-like. This
complementarity has two significant consequences: (i) in IMS separation is
performed according to the absolute mass $m$, and not to the mass-to-charge
ratio $m/q$, as in AMS; (ii) in IMS the samples are in the low-velocity regime,
in contrast to the high-velocity regime used in AMS. Potential applications of
IMS are compact devices for mobile applications, sensitive molecules that break
at the acceleration stage and neutral samples which are difficult to ionise.
- Abstract(参考訳): 加速器質量分析法(accelerator mass spectrometry, ams)は、地質学、分子生物学、考古学など、様々な応用分野において広く用いられている技術である。
非常に正確ではあるが、AMSはタンデム加速器とバルク磁石を必要とし、大きな実験室に閉じ込める。
本稿では、量子干渉を用いた新しい質量分離法であるインターフェロメトリ質量分析法(IMS)を提案する。
IMSは試料の波状特性を採用しており、試料が粒子状であるAMSと相補的である。
この相補性は2つの重要な結果をもたらす。
i) 絶対質量$m$に従ってIMS分離を行うが、AMSのように質量/電荷比$m/q$には対応しない。
IMSでは, 試料は低速度状態にあるが, AMSで使用される高速度状態とは対照的である。
IMSの潜在的な応用は、モバイルアプリケーションのためのコンパクトなデバイス、加速段階で壊れる感受性分子、イオン化が難しい中性試料である。
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