論文の概要: Single-photon steering
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2109.01058v1
- Date: Thu, 2 Sep 2021 16:19:35 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-03-16 08:25:15.383456
- Title: Single-photon steering
- Title(参考訳): 単光子ステアリング
- Authors: L M Ar\'evalo Aguilar
- Abstract要約: 本研究では,光子の内的自由度を外的経路とともに組み込んで操作することにより,光子状態の非局所的影響を証明し易いことを示す。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://creativecommons.org/licenses/by-nc-nd/4.0/
- Abstract: According to Schr\"odinger, the laws of quantum mechanics obliges us to admit
that by suitable measurement taken on one of the two system only1 the state of
the other system can not only be determined but steered too. That is, it
conveys the potential ability to steer the state of another physical system
without interacting with it by implementing independent measurements, this
nonlocal phenomenon was named steering. On the other hand, the first proposals
about the nonlocality of a single photon focus on showing the Bell nonlocality
by using a single photon path entanglement. This path entanglement of a single
photon was also used for analyzing and experimentally produce the steering of a
single photon. However, these established facts have been recently called into
question suggesting that single-photon entanglement is not non-local. In this
letter, we show that by incorporating and manipulating the internal degrees of
freedom of the photon, together with the external path, it is easy to
demonstrate the nonlocal effect of steering of a single photon's state. In this
sense, the experimental set-up that we propose differs from the one reported in
the quantum optics literature which only uses, to the best of our knowledge,
the path entanglement of photons for showing the steering phenomenon, i.e. here
we exploit the entanglement between the internal and external degrees of
freedom of the photon to show this nonlocal effect. The introduction of the
photon's internal degrees of freedom in the experimental set-up gives us new
insight, advantages and possibilities to control the nonlocal character of the
single-photon entangled state.
- Abstract(参考訳): schr\"odinger によれば、量子力学の法則は、2つの系のみの1つについて適切な測定を行うことで、他の系の状態も決定できるだけでなく、制御可能であることを認めなければならない。
すなわち、独立した測定を行うことによって、他の物理系の状態と相互作用することなくステアリングする可能性を伝えるもので、この非局所的な現象はステアリングと呼ばれた。
一方、単一光子の非局所性に関する最初の提案は、単一の光子経路の絡み合いを用いてベル非局所性を示すことに焦点を当てている。
この単一光子の経路絡み合いは、単一の光子の操舵を解析および実験的に生産するためにも用いられた。
しかし、これらの確立された事実は、最近、単光子絡み合いが非局所的ではないことを示唆している。
本報告では、光子の内部自由度を外部経路と組み込んで操作することで、単一光子の状態を操ることによる非局所的な効果を示すことが容易であることを示す。
この意味で、我々が提案する実験的な設定は、我々の知る限りでは、ステアリング現象を示すための光子の経路の絡み合い、すなわち、この非局所効果を示すために光子の内部自由度と外部自由度の間の絡み合いを利用する。
実験における光子の内部自由度の導入は、単一光子絡み合い状態の非局所的性質を制御する新しい洞察、利点、可能性を与える。
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