論文の概要: Experimental activation of strong local passive states with quantum
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- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2203.16269v1
- Date: Wed, 30 Mar 2022 13:00:31 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-02-20 07:15:08.568020
- Title: Experimental activation of strong local passive states with quantum
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- Title(参考訳): 量子情報を用いた強局所受動状態の実験的活性化
- Authors: Nayeli A. Rodr\'iguez-Briones, Hemant Katiyar, Raymond Laflamme,
Eduardo Mart\'in-Mart\'inez
- Abstract要約: 強い局所性は多部量子系の性質であり、そこからエネルギーを局所的に抽出することは不可能である。
いわゆる「量子エネルギーテレポーテーション(quantum energy teleportation)」プロトコルを通じて、システムの異なるパーティション間の古典的な通信を追加することで、強い局所受動的状態の局所的なエネルギーを活性化することができる。
本稿では、強い局所受動的状態の活性化と、二部量子系における核磁気共鳴を用いた量子エネルギーテレポーテーションプロトコルの実証の両方を初めて実験的に実現したことを報告する。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: Strong local passivity is a property of multipartite quantum systems from
which it is impossible to locally extract energy. A popular example is the
vacuum state of a quantum field theory from which it is impossible to extract
zero-point energy. However, adding classical communication between different
partitions of the system through so-called 'quantum energy teleportation'
protocols makes it possible to activate local energy of strong local passive
states, including the ground state of quantum systems if this state displays
entanglement. Here we report the first experimental realization of both the
activation of a strong local passive state and the demonstration of a quantum
energy teleportation protocol by using nuclear magnetic resonance on a
bipartite quantum system.
- Abstract(参考訳): 強い局所通過性は、局所的にエネルギーを抽出することができない多成分量子系の特性である。
一般的な例としては、ゼロ点エネルギーを抽出できない量子場理論の真空状態が挙げられる。
しかし、いわゆる「量子エネルギーテレポーテーション(quantum energy teleportation)」プロトコルを通じて、システムの異なるパーティション間の古典的な通信を追加することで、強い局所受動的状態の局所的なエネルギーを活性化することができる。
本稿では、強い局所受動的状態の活性化と、二部量子系における核磁気共鳴を用いた量子エネルギーテレポーテーションプロトコルの実証の両方を初めて実験的に実現した。
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