論文の概要: Quantum coherent feedback control with photons
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2206.01445v1
- Date: Fri, 3 Jun 2022 08:18:16 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-02-10 20:24:21.842791
- Title: Quantum coherent feedback control with photons
- Title(参考訳): 光子を用いた量子コヒーレントフィードバック制御
- Authors: Haijin Ding, Guofeng Zhang
- Abstract要約: 導波管と終端ミラーとを結合した空洞量子力学系(キャビティQED)のコヒーレントフィードバック制御により誘導される2光子ダイナミクスについて検討した。
このコヒーレントフィードバックネットワークにおける2光子過程のダイナミクスを連続モード結合スキームと離散周期モード結合スキームの2つのシナリオで解析する。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 2.83114308547142
- License: http://creativecommons.org/licenses/by/4.0/
- Abstract: The purpose of this paper is to study two-photon dynamics induced by the
coherent feedback control of a cavity quantum electrodynamics (cavity QED)
system coupled to a waveguide with a terminal mirror. In this set-up, the
two-level system in the cavity can work as a photon source, and the photon
emitted into the waveguide can re-interact with the cavity-QED system many
times after perfectly reflected by the terminal mirror of the waveguide, during
which the feedback can tune the number of the photons in the waveguide and
cavity. We analyze the dynamics of two-photon processes in this coherent
feedback network in two scenarios: the continuous mode coupling scheme and the
discrete periodic mode coupling scheme between the waveguide and cavity. The
difference of these coupling schemes is due to the transmission of fields
between the waveguide and cavity, and the their relative scales. Specifically,
in the continuous mode coupling scheme, the generation of two-photon states is
influenced by the length of the feedback loop of the waveguide and the coupling
strength between the waveguide and the cavity QED system. By tuning the length
of the waveguide and the coupling strength, we are able to generate two-photon
states efficiently. In the discrete periodic mode coupling scheme, the Rabi
oscillation in the cavity can be stabilized and there are no notable two-photon
states in the waveguide.
- Abstract(参考訳): 本研究の目的は、導波路と終端ミラーを結合したキャビティ量子電磁力学(cavity qed)系のコヒーレントフィードバック制御によって引き起こされる2光子ダイナミクスの研究である。
このセットアップでは、共振器内の2レベルシステムは光子源として機能し、導波管の終端ミラーによって完全に反射された後に導波管に放出される光子が、導波管及び共振器内の光子数を調整可能な共振器QEDシステムと何度も相互作用することができる。
このコヒーレントフィードバックネットワークにおける2光子過程のダイナミクスを連続モード結合スキームと導波路とキャビティ間の離散周期モード結合スキームという2つのシナリオで解析する。
これらの結合スキームの違いは、導波路とキャビティの間の磁場の伝達とその相対スケールによるものである。
具体的には、連続モード結合方式において、2光子状態の生成は、導波路のフィードバックループの長さと導波路と共振器QED系の結合強度に影響される。
導波路の長さと結合強度を調整することにより、2光子状態を効率的に生成することができる。
離散周期モード結合方式では、空洞内のラビ振動は安定し、導波路には顕著な2光子状態は存在しない。
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