論文の概要: Control of the Radiative Heat Transfer in a Pair of Rotating
Nanostructures
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2303.01354v1
- Date: Thu, 2 Mar 2023 15:33:50 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-03-03 13:44:26.491818
- Title: Control of the Radiative Heat Transfer in a Pair of Rotating
Nanostructures
- Title(参考訳): 一対の回転ナノ構造における放射熱伝達の制御
- Authors: Juan R. Deop-Ruano and Alejandro Manjavacas
- Abstract要約: 一対の回転ナノ構造におけるエネルギーと角運動量の同時移動について検討する。
ナノ構造体の回転により、それらの間の放射熱伝達は、回転のない転移に対して増大、減少、あるいは逆転することができることを示した。
この研究は、一対の回転するナノ構造においてエネルギーと角運動量の同時移動から生じる直観的な現象を解き放つ。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 77.34726150561087
- License: http://creativecommons.org/licenses/by-nc-nd/4.0/
- Abstract: The fluctuations of the electromagnetic field are at the origin of the
near-field radiative heat transfer between nanostructures, as well as the
Casimir forces and torques that they exert on each other. Here, working within
the formalism of fluctuational electrodynamics, we investigate the simultaneous
transfer of energy and angular momentum in a pair of rotating nanostructures.
We demonstrate that, due to the rotation of the nanostructures, the radiative
heat transfer between them can be increased, decreased, or even reversed with
respect to the transfer that occurs in absence of rotation, which is solely
determined by the difference in the temperature of the nanostructures. This
work unravels the unintuitive phenomena arising from the simultaneous transfer
of energy and angular momentum in pairs of rotating nanostructures.
- Abstract(参考訳): 電磁場のゆらぎは、ナノ構造間の近接場放射熱伝達と、それらが互いに作用するカシミール力とトルクの起源である。
ここでは、ゆらぎ電磁力学の定式化の中で、一対の回転ナノ構造におけるエネルギーと角運動量の同時移動について検討する。
ナノ構造の回転により, ナノ構造の温度差によってのみ決定される回転のない転移に対して, 放射熱伝達を増大, 減少, あるいは逆転させることができることを示した。
この研究は、一対の回転ナノ構造におけるエネルギーと角運動量の同時移動から生じる直感的な現象を解明する。
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