論文の概要: Nonperturbative QED Processes at ELI-NP
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2307.09315v1
- Date: Tue, 18 Jul 2023 14:59:19 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-07-19 14:14:31.104110
- Title: Nonperturbative QED Processes at ELI-NP
- Title(参考訳): ELI-NPにおける非摂動QEDプロセス
- Authors: M.Pentia, C.R.Badita, D.Dumitriu, A.R.Ionescu, H.Petrascu
- Abstract要約: 我々は,多光子系においてERI-NPで研究できる基礎的QEDプロセスを提案する。
非線形QED相互作用過程と物理真空の運動学および力学解析が必要である。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://creativecommons.org/licenses/by/4.0/
- Abstract: The present paper analyses the current results and pursuits the main steps
required for the design of SF-QED experiments at High-Power Laser System (HPLS)
of ELI-NP in Magurele, Romania. After a brief analysis of the first experiment
(E-144 SLAC), which confirmed the existence of non-linear QED interactions of
the high energy electrons with the photons of a laser beam, we went on to
present fundamental QED processes possible to be studied at ELI-NP in a
multi-photon regime. The kinematics and characteristic parameters of the laser
beam interacting with electrons were presented. In the preparation of an
experiment at ELI-NP, the analysis of the kinematics and dynamics of the
non-linear QED interaction processes with the physical vacuum are required.
Initially, the linear QED processes and the corresponding Feynman diagrams that
allow to determine the amplitude of these processes are reviewed. Based on
these amplitudes, the cross sections of the processes can be obtained. For
multi-photon interactions it is necessary to adapt the technique of Feynman
diagrams from linear QED processes to the non-linear ones, by moving to the
quantum field description with dressed Dirac-Volkov states, for particles in
intense EM field. They then allow evaluation of the amplitude of the physical
processes and ultimately the determination of the corresponding cross section.
The SF-QED processes of multi-photon interactions with strong laser fields, can
be done taking into account the characteristics of the existing facilities at
ELI-NP in the context of the experimental production of electron-positron-pairs
and of energetic gamma-rays. We show also some upcoming experiments similar to
ours, in various stages of preparation.
- Abstract(参考訳): 本稿では,ルーマニアのマジュレにあるELI-NPの高出力レーザーシステム(HPLS)におけるSF-QED実験の現況を解析し,その設計に必要な主なステップを追求する。
レーザービームの光子と高エネルギー電子の非線形qed相互作用の存在を確認した最初の実験(e-144 slac)を短時間分析した後、eli-npで多光子系で研究できる基本的なqed過程を提示した。
電子と相互作用するレーザ光のキネマティクスと特性パラメータを提示した。
ELI-NP実験の準備には, 非線形QED相互作用過程と物理真空の運動学および力学解析が必要である。
まず、これらのプロセスの振幅を決定するための線形QEDプロセスとそれに対応するファインマン図をレビューする。
これらの振幅に基づいて、プロセスの断面積を求めることができる。
多光子相互作用には、強いEM場の粒子に対して、Dicrac-Volkov状態の量子場記述に移行することにより、線形QEDプロセスから非線形プロセスへのファインマン図の技法を適用する必要がある。
これにより、物理プロセスの振幅の評価と、最終的に対応する断面積の決定が可能になる。
強いレーザー場と多光子相互作用のSF-QEDプロセスは、電子-陽電子対とエネルギー的ガンマ線の実験生産の文脈において、ELI-NPの既存の施設の特性を考慮することができる。
また, 様々な準備段階において, 同様の実験も実施する。
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