論文の概要: Coherent state switching using vibrational polaritons in an asymmetric
double-well potential
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2312.04298v1
- Date: Thu, 7 Dec 2023 13:41:00 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-12-08 14:55:55.679287
- Title: Coherent state switching using vibrational polaritons in an asymmetric
double-well potential
- Title(参考訳): 非対称二重ウェル電位における振動ポラリトンを用いたコヒーレント状態切替
- Authors: Lo\"ise Attal, Florent Calvo, Cyril Falvo, Pascal Parneix
- Abstract要約: 双安定分子とファブリペロ微小キャビティとの相互作用から生じる振動分極状態の量子力学について検討する。
このコヒーレントな状態切替を実現するための2つのスキームが提案されている。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: The quantum dynamics of vibrational polaritonic states arising from the
interaction of a bistable molecule with the quantized mode of a Fabry-Perot
microcavity is investigated using an asymmetric double-well potential as a
simplified one-dimensional model of a reactive molecule. After discussing the
role of the light-matter coupling strength in the emergence of avoided
crossings between polaritonic states, we investigate the possibility of using
these crossings in order to trigger a dynamical switching of these states from
one potential well to the other. Two schemes are proposed to achieve this
coherent state switching, either by preparing the molecule in an appropriate
vibrational excited state before inserting it into the cavity, or by applying a
short laser pulse inside the cavity to obtain a coherent superposition of
polaritonic states. The respective influences of the dipole amplitude and
potential asymmetry on the coherent switching process are also discussed.
- Abstract(参考訳): 二安定分子とファブリペロ微小キャビティの量子化モードとの相互作用から生じる振動分極状態の量子力学を,反応分子の簡易な1次元モデルとして非対称二重井戸ポテンシャルを用いて検討した。
ポーラトニック状態間の交叉回避現象の出現における光物質結合強度の役割を議論した後, これらの交叉を用いて, これらの状態の動的切替を誘発する可能性について検討した。
このコヒーレント状態切替を実現するための2つのスキームが提案され、キャビティに挿入する前に適切な振動励起状態に分子を調製するか、キャビティ内に短いレーザーパルスを印加して偏光状態のコヒーレント重ね合わせを得る。
双極子振幅と電位非対称性がコヒーレントスイッチング過程に及ぼす影響についても論じる。
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