論文の概要: Photodissociation spectra of single trapped CaOH+ molecular ions
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2401.10854v1
- Date: Fri, 19 Jan 2024 17:56:51 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2024-01-22 14:56:00.822555
- Title: Photodissociation spectra of single trapped CaOH+ molecular ions
- Title(参考訳): 単孔CaOH+分子イオンの光解離スペクトル
- Authors: Zhenlin Wu, Stefan Walser, Verena Podlesnic, Mariano Isaza-Monsalve,
Elyas Mattivi, Guanqun Mu, Ren\'e Nardi, Brandon J. Furey and Philipp
Schindler
- Abstract要約: 本稿では,CaOH$+$の光解離断面積スペクトルをラムダ=245 - 275$ nmで,また2光解離断面積スペクトルをラムダ=500 - 540$ nmで報告する。
この結果はまた、バックグラウンド水蒸気の存在下で形成された、望ましくないCaOH$+$イオンから、大規模に閉じ込められたCa$+$量子実験でCa$+$イオンをリサイクルするための処方薬も与えている。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.8464876939488508
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: Molecular ions that are generated by chemical reactions with trapped atomic
ions can serve as an accessible and successful testbed for developing molecular
quantum technologies. On the other hand, they are also a hindrance to scaling
up quantum computers based on atomic ions as unavoidable reactions with
background gas destroy the information carriers. Here, we investigate the
single-photon and two-photon dissociation processes of single CaOH$^+$
molecular ions co-trapped in Ca$^+$ ion crystals using a femtosecond laser
system. We report the photodissociation cross section spectra of CaOH$^+$ for
single-photon processes at $\lambda=245 - 275$ nm and for two-photon processes
at $\lambda=500 - 540$ nm. This result can serve as a basis for
dissociation-based spectroscopy for studying the internal structure of
CaOH$^+$. The result also gives a prescription for recycling Ca$^+$ ions in
large-scale trapped Ca$^+$ quantum experiments from undesired CaOH$^+$ ions
formed in the presence of background water vapor.
- Abstract(参考訳): 捕捉された原子イオンによる化学反応によって生成される分子イオンは、分子量子技術を開発するための容易で成功したテストベッドとして機能する。
一方で、バックグラウンドガスによる避けられない反応が情報担体を破壊するため、原子イオンに基づく量子コンピュータのスケールアップにも障害となる。
本研究では, フェムト秒レーザーシステムを用いてca$^+$イオン結晶に結合したcaoh$^+$分子イオンの1光子および2光子解離過程について検討した。
我々は,CaOH$^+$の光解離断面積スペクトルを$\lambda=245 - 275$ nmで,$\lambda=500 - 540$ nmで2光子過程に対して報告する。
この結果は、CaOH$^+$の内部構造を研究するための解離に基づく分光の基礎となる。
この結果はまた、バックグラウンド水蒸気の存在下で形成された未望のCaOH^+$イオンの大規模捕捉Ca$^+$量子実験において、Ca$^+$イオンをリサイクルするための処方薬を与える。
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