論文の概要: LightDE: A Lightweight Method for Eliminating Dangling Pointers
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2405.20697v3
- Date: Wed, 09 Oct 2024 13:51:07 GMT
- ステータス: 翻訳完了
- システム内更新日: 2024-10-10 14:24:58.229256
- Title: LightDE: A Lightweight Method for Eliminating Dangling Pointers
- Title(参考訳): LightDE: ダングリングポインターを除去するための軽量化手法
- Authors: Xun An,
- Abstract要約: UAF(Use-After-Free)脆弱性は、ソフトウェアセキュリティに深刻な脅威をもたらす。
ダングリングポインタを排除してUAFの脆弱性を防御する既存の方法は、プログラムの実行を中断する必要がある。
この欠点を克服するために、LightDEと呼ばれる新しいアプローチを提案する。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License:
- Abstract: The widespread presence of Use-After-Free (UAF) vulnerabilities poses a serious threat to software security, with dangling pointers being considered the primary cause of these vulnerabilities. However, existing methods for defending against UAF vulnerabilities by eliminating dangling pointers need to interrupt the program's execution when encountering pointer assignment operations in order to store the memory addresses of the pointers in a specific data structure. This makes these methods not lightweight. To overcome this drawback, we propose a novel approach called LightDE. This method does not require storing the memory addresses of pointers during program execution. LightDE uses our proposed structure-sensitive pointer analysis method to determine which objects pointers point to and stores the pointing relationships in the program's data segment during program compilation. Since LightDE only needs to verify if pointers identified by the pointer analysis point to released objects when eliminating dangling pointers, it is very lightweight. Our experimental results show that LightDE can effectively defend against UAF vulnerabilities and the performance overhead it introduces is very low.
- Abstract(参考訳): UAF(Use-After-Free)脆弱性が広く存在していることは、ソフトウェアのセキュリティに深刻な脅威をもたらす。
しかし、ポインタのメモリアドレスを特定のデータ構造に格納するためには、ポインタの割り当て操作に遭遇する際に、ダングリングポインタを排除してUAF脆弱性を防御する既存の方法がプログラムの実行を中断する必要がある。
これにより、これらのメソッドは軽量ではない。
この欠点を克服するために、LightDEと呼ばれる新しいアプローチを提案する。
この方法は、プログラム実行中にポインタのメモリアドレスを保存する必要はない。
LightDEは,提案手法を用いて,プログラムコンパイル中にプログラムのデータセグメント内のポインティング関係をどのオブジェクトに向けるかを判断し,格納する。
LightDEは、ダングリングポインタをなくす際に、リリースオブジェクトに対するポインタ解析ポイントによって特定されるポインタのみを検証する必要があるため、非常に軽量である。
実験の結果、LightDEはUAFの脆弱性に対して効果的に防御できることがわかった。
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