論文の概要: MM-R$^3$: On (In-)Consistency of Vision-Language Models (VLMs)
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2410.04778v2
- Date: Fri, 27 Jun 2025 17:08:56 GMT
- ステータス: 翻訳完了
- システム内更新日: 2025-06-30 21:12:22.901897
- Title: MM-R$^3$: On (In-)Consistency of Vision-Language Models (VLMs)
- Title(参考訳): MM-R$^3$:On (In-) Consistency of Vision-Language Models (VLMs)
- Authors: Shih-Han Chou, Shivam Chandhok, James J. Little, Leonid Sigal,
- Abstract要約: 本稿では,3つのタスク(質問文の表現,画像の復元,コンテキスト推論)に基づいて,SoTA視覚言語モデルの性能を解析する。
我々の分析では、一貫性が必ずしも精度と一致していないことを示し、高い精度のモデルが必ずしも一致しているとは限らないことを示し、その逆も示している。
本稿では,命令間の不整合を最小限に抑えるために訓練されたアダプタモジュールの形式で,シンプルながら効果的な緩和戦略を提案する。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 26.475993408532304
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: With the advent of LLMs and variants, a flurry of research has emerged, analyzing the performance of such models across an array of tasks. While most studies focus on evaluating the capabilities of state-of-the-art (SoTA) Vision Language Models (VLMs) through task accuracy (e.g., visual question answering, grounding), our work explores the related but complementary aspect of consistency - the ability of a VLM to produce semantically similar or identical responses to semantically similar queries. We note that consistency is a fundamental prerequisite (necessary but not sufficient condition) for robustness and trust in VLMs. Armed with this perspective, we propose the MM-R3 benchmark, which allows us to analyze performance, in terms of consistency and accuracy, of SoTA VLMs on three tasks: Question Rephrasing, Image Restyling, and Context Reasoning. Our analysis reveals that consistency does not always align with accuracy, indicating that models with higher accuracy are not necessarily more consistent, and vice versa. Furthermore, we propose a simple yet effective mitigation strategy in the form of an adapter module trained to minimize inconsistency across prompts. With our proposed strategy, we are able to achieve absolute improvements of 5.7% and 12.5%, on average on widely used VLMs such as BLIP-2 and LLaVa 1.5M in terms of consistency over their existing counterparts.
- Abstract(参考訳): LLMや変種が出現すると、一連のタスクでそのようなモデルの性能を解析する研究が急増した。
現状技術(SoTA)ビジョン言語モデル(VLM)のタスク精度(例えば、視覚的質問応答、接地)による能力評価に焦点が当てられているが、我々の研究は、一貫性の関連性や相補的な側面、つまり、意味的に類似したクエリに対して、VLMが意味的に類似または同一の応答を生成する能力について検討している。
一貫性は、VLMの堅牢性と信頼性の基本的な前提条件である(必要だが十分でない)ことに留意する。
この観点から, MM-R3 ベンチマークを提案し, 一貫性と精度の観点から, 問合せ表現, 画像復元, コンテキスト推論の3つのタスクにおける SoTA VLM の性能解析を行う。
我々の分析では、一貫性が必ずしも精度と一致していないことを示し、高い精度のモデルが必ずしも一致しているとは限らないことを示し、その逆も示している。
さらに,命令間の不整合を最小限に抑えるために訓練されたアダプタモジュールの形式で,シンプルながら効果的な緩和戦略を提案する。
提案手法により,BLIP-2 や LLaVa 1.5M などの広範に使用されている VLM に対して,既存のVLM に比べて平均5.7% と 12.5% の絶対的な改善が達成できる。
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