論文の概要: Can Visual Encoder Learn to See Arrows?
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2505.19944v1
- Date: Mon, 26 May 2025 13:09:31 GMT
- ステータス: 翻訳完了
- システム内更新日: 2025-05-27 16:58:43.446677
- Title: Can Visual Encoder Learn to See Arrows?
- Title(参考訳): ビジュアルエンコーダは矢印を見ることができるか?
- Authors: Naoyuki Terashita, Yusuke Tozaki, Hideaki Omote, Congkha Nguyen, Ryosuke Nakamoto, Yuta Koreeda, Hiroaki Ozaki,
- Abstract要約: 画像エンコーダがエッジ表現を学習できるかどうかを図形データセット上で学習する。
そこで我々は,画像エンコーダを訓練するために,人工的に生成されたダイアグラム・キャプション・データセットに対してコントラスト学習を行う。
以上の結果から, 微調整モデルでは, プレトレーニング済みのCLIPよりも優れ, キャプションタスクではゼロショットGPT-4o, LLaVA-Mistralよりも優れていた。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 6.561578916344682
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: The diagram is a visual representation of a relationship illustrated with edges (lines or arrows), which is widely used in industrial and scientific communication. Although recognizing diagrams is essential for vision language models (VLMs) to comprehend domain-specific knowledge, recent studies reveal that many VLMs fail to identify edges in images. We hypothesize that these failures stem from an over-reliance on textual and positional biases, preventing VLMs from learning explicit edge features. Based on this idea, we empirically investigate whether the image encoder in VLMs can learn edge representation through training on a diagram dataset in which edges are biased neither by textual nor positional information. To this end, we conduct contrastive learning on an artificially generated diagram--caption dataset to train an image encoder and evaluate its diagram-related features on three tasks: probing, image retrieval, and captioning. Our results show that the finetuned model outperforms pretrained CLIP in all tasks and surpasses zero-shot GPT-4o and LLaVA-Mistral in the captioning task. These findings confirm that eliminating textual and positional biases fosters accurate edge recognition in VLMs, offering a promising path for advancing diagram understanding.
- Abstract(参考訳): この図は、エッジ(線または矢印)で示される関係を視覚的に表現したもので、産業と科学のコミュニケーションに広く使われている。
図の認識は、ドメイン固有の知識を理解するために視覚言語モデル(VLM)にとって不可欠であるが、近年の研究では、多くのVLMが画像のエッジを識別できないことが示されている。
これらの失敗は、テキストや位置バイアスの過度な依存に起因するため、VLMが明確なエッジ特徴を学習できない、という仮説を立てる。
この考え方に基づき,VLMにおける画像エンコーダが,テキストや位置情報による偏りのない図形データセット上で,エッジ表現を学習できるかどうかを実証的に検討する。
この目的のために,画像エンコーダを訓練し,探索,画像検索,キャプションという3つのタスクにおいて,画像エンコーダの特徴を評価するために,人工的に生成されたダイアグラムキャプチャーデータセットを用いてコントラスト学習を行う。
以上の結果から, 微調整モデルでは, プレトレーニング済みのCLIPよりも優れ, キャプションタスクではゼロショットGPT-4o, LLaVA-Mistralよりも優れていた。
これらの結果から,VLMにおけるテキストおよび位置バイアスの除去は,正確なエッジ認識を促進することが確認された。
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