論文の概要: SC-SOT: Conditioning the Decoder on Diarized Speaker Information for End-to-End Overlapped Speech Recognition
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2506.12672v1
- Date: Sun, 15 Jun 2025 00:37:27 GMT
- ステータス: 翻訳完了
- システム内更新日: 2025-06-17 17:28:46.685183
- Title: SC-SOT: Conditioning the Decoder on Diarized Speaker Information for End-to-End Overlapped Speech Recognition
- Title(参考訳): SC-SOT:エンド・ツー・エンド重複音声認識のためのダイアリゼーション話者情報に対するデコーダの条件付け
- Authors: Yuta Hirano, Sakriani Sakti,
- Abstract要約: E2EマルチストーカーASRのためのSC-SOT(Serialized Output Training)を提案する。
SC-SOTは、話者情報にデコーダを明示的に条件付け、「誰がいつ話したか」に関する詳細な情報を提供する。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 11.157709125869593
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: We propose Speaker-Conditioned Serialized Output Training (SC-SOT), an enhanced SOT-based training for E2E multi-talker ASR. We first probe how SOT handles overlapped speech, and we found the decoder performs implicit speaker separation. We hypothesize this implicit separation is often insufficient due to ambiguous acoustic cues in overlapping regions. To address this, SC-SOT explicitly conditions the decoder on speaker information, providing detailed information about "who spoke when". Specifically, we enhance the decoder by incorporating: (1) speaker embeddings, which allow the model to focus on the acoustic characteristics of the target speaker, and (2) speaker activity information, which guides the model to suppress non-target speakers. The speaker embeddings are derived from a jointly trained E2E speaker diarization model, mitigating the need for speaker enrollment. Experimental results demonstrate the effectiveness of our conditioning approach on overlapped speech.
- Abstract(参考訳): E2EマルチストーカーASRのためのSOTに基づく強化トレーニングであるSC-SOT(Speaker-Conditioned Serialized Output Training)を提案する。
我々はまず、SOTが重なり合う音声をどう処理するかを調査し、デコーダが暗黙の話者分離を行うことを示した。
重なり合う領域におけるあいまいな音響的手がかりにより,この暗黙的分離が不十分な場合が多いと仮定する。
これを解決するため、SC-SOTは話者情報にデコーダを明示的に条件付け、「誰がいつ話したか」に関する詳細な情報を提供する。
具体的には,(1)対象話者の音響特性に焦点をあてる話者埋め込み,(2)対象話者を抑えるためのモデルを支援する話者活動情報を導入することでデコーダを強化する。
話者埋め込みは、共同で訓練されたE2E話者ダイアリゼーションモデルから導出され、話者登録の必要性を緩和する。
実験の結果,重畳音声に対する条件付け手法の有効性が示された。
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