論文の概要: Entangled two-proton emission from 16Ne and its sensitivity to diproton correlation
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2512.15879v1
- Date: Wed, 17 Dec 2025 19:00:17 GMT
- ステータス: 翻訳完了
- システム内更新日: 2025-12-19 18:10:31.769476
- Title: Entangled two-proton emission from 16Ne and its sensitivity to diproton correlation
- Title（参考訳）: 16Neからの絡み合った2陽子放出とダイプロトン相関に対する感度
- Authors: Tomohiro Oishi, Masaaki Kimura,
- Abstract要約: 2つのフェルミオン間の量子的絡み合いを反映するスピン相関が、2つのプロトン放出におけるジプロトン相関のプローブとして機能するかを論じる。
時間依存型3体モデル (14O + 2p) を用いて16Ne核について検討した。
- 参考スコア（独自算出の注目度）: 0.0
- License: http://creativecommons.org/licenses/by/4.0/
- Abstract: We discuss how the spin correlation, which reflects the quantum entanglement between two fermions, can serve as a probe of diproton correlation in the two-proton ($2p$) emission. We investigated the 16Ne nucleus using the time-dependent three-body (14O + 2p) model, and found that the $2p$-spin correlation exceeded the limit of local-hidden-variable (LHV) theory when the initial state had a spin-singlet diproton configuration. In contrast, for other configurations, it was remarkably reduced. This suggests that a strong initial diproton correlation is essential to generate a spin correlation nearly identical to that of a pure spin-singlet diproton. Such sensitivity indicates that $2p$-spin correlation can serve as a sensitive probe of diproton configurations, which could facilitate future studies on quantum entanglement and spin-dependent phenomena in atomic nuclei as well as in broader multi-fermion systems.
- Abstract（参考訳）: 2つのフェルミオン間の量子的絡み合いを反映するスピン相関は、2プロトン(2p$)の放出においてジプロトン相関のプローブとして機能する。
時間依存三体 (14O + 2p) モデルを用いて16Ne核を解析し,初期状態がスピン-シンプレットジプロトン構成であった場合, 2p$スピン相関が局所隠れ変数 (LHV) 理論の限界を超えたことを発見した。
対照的に、他の構成では大幅に削減された。
このことは、強い初期ジプロトン相関が、純粋なスピン-シングレットジプロトンとほぼ同一のスピン相関を生成するために重要であることを示唆している。
このような感度は、2p$-spin相関がディプロトン配置の感度の高いプローブとなり、原子核やより広いマルチフェルミオン系における量子エンタングルメントやスピン依存現象の研究を促進することを示唆している。
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