論文の概要: Photoexcitation of moiré-trapped interlayer excitons via chiral phonons
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2512.21125v1
- Date: Wed, 24 Dec 2025 11:56:12 GMT
- ステータス: 翻訳完了
- システム内更新日: 2025-12-25 19:43:21.770921
- Title: Photoexcitation of moiré-trapped interlayer excitons via chiral phonons
- Title（参考訳）: キラルフォノンによるモアレトラッピング層間励起子の光励起
- Authors: A. Borel, T. V. Ivanova, J. Cervantes-Villanueva, P. Thor, H. Baek, T. Taniguchi, K. Watanabe, A. Molina-Sanchez, B. D. Gerardot, M. Brotons-Gisbert,
- Abstract要約: 2H-stacked MoSeにおける個別モアレトラッピング層間励起子のフォノンによる新しい励起機構を報告した。
我々は, TMDモアレ系における量子エミッタの励起制御ツールとして, キラルフォノンの有用性を強調した。
- 参考スコア（独自算出の注目度）: 0.0
- License: http://creativecommons.org/licenses/by-nc-sa/4.0/
- Abstract: Moiré superlattices in transition-metal dichalcogenide semiconductor heterobilayers enable the quantum confinement of interlayer excitons with large out-of-plane permanent electric dipoles and spin-valley control. Here, we report a novel phonon-assisted excitation mechanism of individual moiré-trapped interlayer excitons in 2H-stacked MoSe$_2$/WSe$_2$ heterobilayers via chiral $E^{\prime\prime}$ in-plane optical phonons at the Γ-point. This excitation pathway preserves valley-selective optical selection rules and enables deterministic generation of individual interlayer excitons with defined helicity, emitting within a spectrally narrow energy spread. Through photoluminescence excitation spectroscopy in both the ensemble and quantum emitter regimes, we identify a fixed phonon energy of $\sim$23 meV mediating the process. First-principles calculations corroborate the symmetry and energy of the relevant phonon mode and its coupling to interlayer excitons, providing microscopic support for the observed valley-selective phonon-assisted excitation mechanism. Our results highlight the utility of chiral phonons as a tool for controlled excitation of quantum emitters in TMD moiré systems, opening new opportunities for valleytronic and quantum photonic applications.
- Abstract（参考訳）: 遷移金属ジアルコゲナイド半導体ヘテロ二層膜のモアレ超格子は、大きな外面の永久電気双極子とスピンバレー制御を持つ層間励起子の量子閉じ込めを可能にする。
本稿では, 2H-stacked MoSe$_2$/WSe$_2$ heterobilayers via chiral $E^{\prime\prime}$ in-plane optical phonon at the s-point。
この励起経路は谷選択光学選択規則を保ち、特定のヘリシティを持つ個々の層間エキシトンを決定論的に生成し、スペクトル的に狭いエネルギー範囲内で放出する。
光ルミネッセンス励起分光法により、アンサンブルと量子エミッターの両方の状態において、その過程を媒介する$\sim$23 meVの固定フォノンエネルギーを同定する。
第一原理計算は、関連するフォノンモードの対称性とエネルギーと層間励起子との結合を相関させ、観測された谷選択的フォノンアシスト励起機構の顕微鏡的支持を提供する。
以上の結果から, TMDモアレ系における量子エミッタの励起制御ツールとしてのキラルフォノンの有用性が注目され, バレートロニクスおよび量子フォトニクスの新たな応用の機会が開かれた。
関連論文リスト
- Rabi oscillations of a monolayer quantum emitter driven through its excited state [37.796192954999675]
WSe2単層型量子ドットに生じるラビ振動について検討する。
結果として生じる励起子基底状態の人口は、様々な駆動パルス領域と変形によって制御できる。
この結果は、原子間半導体における量子エミッタのコヒーレント制御への道を開くものである。
論文 参考訳（メタデータ） (2025-10-27T11:18:38Z) - Exciton and biexciton preparation via coherent swing-up excitation in a GaAs quantum dot embedded in micropillar cavity [29.072229245538605]
最近提案された量子エミッタ(SUPER)方式により、オフ共振・赤色変調レーザーパルスによる励起子のコヒーレントな準備が可能となった。
非常に偏光度の高い単一光子放出は、共鳴TPE飽和度を1.45倍超す。
これらの知見は、SUPERスキームを、量子フォトニクス応用に強い可能性を持つ、状態選択的エクシトンとバイエクシトン制御のための汎用的なツールとして確立する。
論文 参考訳（メタデータ） (2025-10-24T13:06:46Z) - High-purity and stable single-photon emission in bilayer WSe$_2$ via phonon-assisted excitation [0.0]
フォノン支援励起は、他の量子エミッタプラットフォームで有望であることが示されている。
本研究は、WSe$$$量子エミッタの性能を最適化する上で、フォノンアシスト励起が重要であることを示す。
論文 参考訳（メタデータ） (2024-06-11T09:37:59Z) - Engineering the impact of phonon dephasing on the coherence of a WSe$_{2}$ single-photon source via cavity quantum electrodynamics [36.88715167286119]
Emitter dephasingは固体単一光子源の性能の鍵となる問題の一つである。
単一WSe$単層ドットから放射される光子のコヒーレンスを、スペクトル共振器共振器に選択的に結合させることにより調整および設計可能であることを示す。
論文 参考訳（メタデータ） (2023-07-13T16:41:06Z) - On-Demand Generation of Indistinguishable Photons in the Telecom C-Band
using Quantum Dot Devices [31.114245664719455]
我々は、単一のQDデバイスから通信Cバンド内の光子のコヒーレントなオンデマンド生成を実演する。
この研究は、通信用Cバンドで直接放出される単一光子の光子区別性の著しい進歩を示している。
論文 参考訳（メタデータ） (2023-06-14T17:59:03Z) - Dissipative stabilization of maximal entanglement between non-identical
emitters via two-photon excitation [49.1574468325115]
2つの非同一の量子放出体は、空洞の中に配置され、2光子共鳴にコヒーレントに励起されると、ほぼ最大エンタングルメントの定常状態に達する。
この機構は、2光子共鳴でエミッタを駆動する際、定常および準安定な絡み合いを生じる現象の複雑なファミリーの1つである。
論文 参考訳（メタデータ） (2023-06-09T16:49:55Z) - Tunable phononic coupling in excitonic quantum emitters [6.510363316842893]
励起子とフォノンの高度に調整可能な結合を特徴とする量子エミッタの決定論的生成について報告する。
量子エミッタは、ホモ2層半導体WSe2で生成される歪誘起量子ドットに形成される。
論文 参考訳（メタデータ） (2023-02-27T02:47:56Z) - Emergent Quasiperiodicity from Polariton-phonon Hybrid Excitations in
Waveguide Quantum Optomechanics [2.798030314600194]
放射光子偏光子と振動フォノンの集合励起を記述した偏光子-フォノンハイブリッド励起について検討する。
フォノン散乱と導波路を介する長距離結合の相互作用による相互作用誘起準周期構造の出現を実証する。
論文 参考訳（メタデータ） (2022-07-18T12:15:08Z) - Brobdingnagian photon bunching in cathodoluminescence of excitons in
WS$_2$ monolayer [1.478983298867432]
カソードルミネッセンス分光法は、量子光源の同期を広範囲に研究することができる。
2次元遷移金属ジアルコゲナイド単分子膜に共存する励起子は、同一の量子エミッタの大きな源となる。
論文 参考訳（メタデータ） (2021-11-15T08:26:53Z) - Heralded spectroscopy reveals exciton-exciton correlations in single
colloidal quantum dots [0.8911822441893501]
単光子アバランシェ・ダイオードアレイ型分光計で実現したバイエキシトン・ヘラルド分光法を提案する。
これにより、バイエクシトン・エキシトン放出カスケードを直接観測し、室温での単一量子ドットのバイエクシトン結合エネルギーを測定することができる。
局所静電気ポテンシャルのゆらぎと電荷-キャリアの閉じ込めによるバイエクシトン結合エネルギーのアンサンブルに隠蔽されたヒッヘルト相関を明らかにする。
論文 参考訳（メタデータ） (2021-08-01T00:41:57Z)
関連論文リストは本サイト内にある論文のタイトル・アブストラクトから自動的に作成しています。
指定された論文の情報です。
本サイトの運営者は本サイト（すべての情報・翻訳含む）の品質を保証せず、本サイト（すべての情報・翻訳含む）を使用して発生したあらゆる結果について一切の責任を負いません。