論文の概要: Optically detected magnetic resonance in neutral silicon vacancy centers
in diamond via bound exciton states
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2004.12544v2
- Date: Wed, 30 Dec 2020 03:20:34 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-05-22 00:27:42.536127
- Title: Optically detected magnetic resonance in neutral silicon vacancy centers
in diamond via bound exciton states
- Title(参考訳): ダイヤモンド中中性シリコン空孔中心における境界励起子状態による光磁気共鳴
- Authors: Zi-Huai Zhang, Paul Stevenson, Gergo Thiering, Brendon C. Rose, Ding
Huang, Andrew M. Edmonds, Matthew L. Markham, Stephen A. Lyon, Adam Gali, and
Nathalie P. de Leon
- Abstract要約: ダイヤモンド中の中性シリコン空孔(SiV0)中心は量子ネットワークの候補である。
このような欠陥におけるスピン依存蛍光は、励起状態の微細構造と非共鳴スピン偏光の制限が不十分なため、解明されている。
低温におけるSiV0中心の光検出磁気共鳴とコヒーレント制御の実現について報告する。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: Neutral silicon vacancy (SiV0) centers in diamond are promising candidates
for quantum networks because of their excellent optical properties and long
spin coherence times. However, spin-dependent fluorescence in such defects has
been elusive due to poor understanding of the excited state fine structure and
limited off-resonant spin polarization. Here we report the realization of
optically detected magnetic resonance and coherent control of SiV0 centers at
cryogenic temperatures, enabled by efficient optical spin polarization via
previously unreported higher-lying excited states. We assign these states as
bound exciton states using group theory and density functional theory. These
bound exciton states enable new control schemes for SiV0 as well as other
emerging defect systems.
- Abstract(参考訳): ダイヤモンド中の中性シリコン空孔(SiV0)中心は、優れた光学特性と長いスピンコヒーレンス時間のために量子ネットワークの候補となる。
しかし、これらの欠陥におけるスピン依存蛍光は励起状態の微細構造や非共鳴スピン偏光の制限が不十分なため、解明されている。
本稿では, 低温におけるsiv0中心の光学的に検出された磁気共鳴とコヒーレント制御の実現について述べる。
これらの状態は群論と密度汎関数理論を用いて境界励起子状態として割り当てる。
これらの境界励起子状態は、SiV0と他の新興欠陥系に対する新しい制御スキームを可能にする。
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