論文の概要: Charge State Dynamics and Optically Detected Electron Spin Resonance
Contrast of Shallow Nitrogen-Vacancy Centers in Diamond
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2005.01142v2
- Date: Tue, 5 May 2020 19:07:19 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-05-21 07:16:40.180690
- Title: Charge State Dynamics and Optically Detected Electron Spin Resonance
Contrast of Shallow Nitrogen-Vacancy Centers in Diamond
- Title(参考訳): ダイヤモンドの浅層窒素空洞中心の電荷状態ダイナミクスと光学的検出電子スピン共鳴コントラスト
- Authors: Zhiyang Yuan, Mattias Fitzpatrick, Lila V. H. Rodgers, Sorawis
Sangtawesin, Srikanth Srinivasan, and Nathalie P. de Leon
- Abstract要約: ダイヤモンド中の窒素空孔中心は、原子分解能と感度でナノスケールのセンシングに使用できる。
劣化したスピンコヒーレンスに加えて、表面のナノメートル内のNV中心は、光学的に検出された電子スピン共鳴のための蛍光コントラストの低下を示すことができる。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 2.2720742607784183
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: Nitrogen-vacancy (NV) centers in diamond can be used for nanoscale sensing
with atomic resolution and sensitivity; however, it has been observed that
their properties degrade as they approach the diamond surface. Here we report
that in addition to degraded spin coherence, NV centers within nanometers of
the surface can also exhibit decreased fluorescence contrast for optically
detected electron spin resonance (OD-ESR). We demonstrate that this decreased
OD-ESR contrast arises from charge state dynamics of the NV center, and that it
is strongly surface-dependent, indicating that surface engineering will be
critical for nanoscale sensing applications based on color centers in diamond.
- Abstract(参考訳): ダイヤモンド中の窒素空孔(NV)中心は、原子分解能と感度でナノスケールのセンシングに使用できるが、ダイヤモンド表面に近づくとその性質が劣化することが観察されている。
ここでは、劣化したスピンコヒーレンスに加えて、表面のナノメートル内のNV中心も、光学的に検出された電子スピン共鳴(OD-ESR)に対する蛍光コントラストの低下を示すことができることを報告する。
このod-esrコントラストの低下はnv中心の電荷状態ダイナミクスから生じ、表面依存性が強く、ダイヤモンドのカラーセンターに基づくナノスケールセンシングアプリケーションでは表面工学が不可欠であることを示している。
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