論文の概要: Shakin' All Over: Proving Landauer's Principle without neglect of
fluctuations
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2007.11748v1
- Date: Thu, 23 Jul 2020 01:52:50 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-05-08 11:08:10.924956
- Title: Shakin' All Over: Proving Landauer's Principle without neglect of
fluctuations
- Title(参考訳): Shakin' All Over:ランダウアーの原理を揺らぎを無視せずに証明する
- Authors: Wayne C. Myrvold
- Abstract要約: ランダウアーの原理は計算の熱力学に関する文献で広く受け入れられている。
マイクロスケールのゆらぎはランダウアー境界を超える散逸を伴うと論じられている。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: Landauer's principle is, roughly, the principle that there is an entropic
cost associated with implementation of logically irreversible operations.
Though widely accepted in the literature on the thermodynamics of computation,
it has been the subject of considerable dispute in the philosophical
literature. Both the cogency of proofs of the principle and its relevance,
should it be true, have been questioned. In particular, it has been argued that
microscale fluctuations entail dissipation that always greatly exceeds the
Landauer bound. In this article Landauer's principle is treated within
statistical mechanics, and a proof is given that neither relies on neglect of
fluctuations nor assumes the availability of thermodynamically reversible
processes. In addition, it is argued that microscale fluctuations are no
obstacle to approximating thermodynamic reversibility as closely as one would
like
- Abstract(参考訳): ランダウアーの原理は、大まかに言えば、論理的に不可逆な操作の実装に関連するエントロピーコストが存在するという原理である。
計算の熱力学に関する文献では広く受け入れられているが、哲学文学においてかなりの論争の対象となっている。
原理の証明の合理性と、それが真実であるならばその関連性の両方が疑問視されている。
特に、マイクロスケールのゆらぎは、常にランダウアー境界を大きく超える散逸を伴っていると論じられている。
本稿では、ランダウアーの原理を統計力学で扱い、変動の無視にも熱力学的可逆過程の可利用性にも依存しないという証明を与える。
さらに、マイクロスケールの変動は熱力学的可逆性を望んだほどに近似する障害ではないと論じられている。
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