論文の概要: Orbital and Spin Dynamics of Single Neutrally-Charged Nitrogen-Vacancy
Centers in Diamond
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2007.14673v1
- Date: Wed, 29 Jul 2020 08:39:07 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-05-07 20:41:02.066833
- Title: Orbital and Spin Dynamics of Single Neutrally-Charged Nitrogen-Vacancy
Centers in Diamond
- Title(参考訳): ダイヤモンド中性荷電窒素空隙中心の軌道とスピンダイナミクス
- Authors: S. Baier, C. E. Bradley, T. Middelburg, V. V. Dobrovitski, T. H.
Taminiau, R. Hanson
- Abstract要約: 我々は単一中心の共鳴励起を用いて中性電荷状態の微細構造を明らかにする。
スピン状態の投影型高忠実シングルショット読み出しを実現する。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: The neutral charge state plays an important role in quantum information and
sensing applications based on nitrogen-vacancy centers. However, the orbital
and spin dynamics remain unexplored. Here, we use resonant excitation of single
centers to directly reveal the fine structure, enabling selective addressing of
spin-orbit states. Through pump-probe experiments, we find the orbital
relaxation time (430ns at 4.7K) and measure its temperature-dependence up to
11.8K. Finally we reveal the spin relaxation time (1.5s), and realize
projective high-fidelity single-shot readout of the spin state ($\geq98\%$).
- Abstract(参考訳): 中性電荷状態は、窒素空洞中心に基づく量子情報やセンシングアプリケーションにおいて重要な役割を果たす。
しかし、軌道とスピンのダイナミクスは未発見のままである。
ここでは、単一中心の共振励起を用いて微細構造を直接明らかにし、スピン軌道状態の選択的アドレッシングを可能にする。
ポンププローブ実験により、軌道緩和時間(4.7Kで430ns)を発見し、温度依存性を最大11.8Kまで測定した。
最後にスピン緩和時間(1.5秒)を明らかにし、スピン状態の投影的な高忠実なシングルショット読み出しを実現する(\geq98\%$)。
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