論文の概要: Quantum finite-time thermodynamics: insight from a single qubit engine
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2009.02801v1
- Date: Sun, 6 Sep 2020 19:22:53 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-05-03 11:19:31.982114
- Title: Quantum finite-time thermodynamics: insight from a single qubit engine
- Title(参考訳): 量子有限時間熱力学:単一キュービットエンジンからの洞察
- Authors: Roie Dann, Ronnie Kosloff and Peter Salamon
- Abstract要約: 本研究では, 熱輸送, 量子摩擦, 熱化から生じる不可逆性の量子的起源について, 外部駆動の有無で検討する。
本分析では,コヒーレンスの役割とエントロピー生成の量子起源を明らかにする。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: Incorporating time into thermodynamics allows addressing the tradeoff between
efficiency and power. A qubit engine serves as a toy model to study this
tradeoff from first principles, based on the quantum theory of open systems. We
study the quantum origin of irreversibility, originating from heat transport,
quantum friction and thermalization in the presence of external driving. We
construct various finite-time engine cycles based on the Otto and Carnot
templates. Our analysis highlights the role of coherence and the quantum origin
of entropy production.
- Abstract(参考訳): 熱力学に時間を組み込むことで、効率と電力のトレードオフに対処することができる。
クビットエンジンは、オープンシステムの量子理論に基づく第一原理からこのトレードオフを研究するためのおもちゃモデルとして機能する。
熱輸送, 量子摩擦, 熱化から生じる非可逆性の量子起源について, 外部駆動の存在下での研究を行った。
我々はottoおよびcarnotテンプレートに基づいて,様々な有限時間エンジンサイクルを構築する。
解析では,コヒーレンスの役割とエントロピー生成の量子的起源を強調する。
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