論文の概要: Autonomous quantum absorption refrigerators
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2010.06024v2
- Date: Thu, 22 Oct 2020 05:26:40 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-04-29 06:59:20.681205
- Title: Autonomous quantum absorption refrigerators
- Title(参考訳): 自律型量子吸収冷凍機
- Authors: Sreenath K. Manikandan, \'Etienne Jussiau, and Andrew N. Jordan
- Abstract要約: 量子ドットを通した共鳴トンネルの量子物理学を用いた量子吸収冷凍機を提案する。
点のエネルギーの関数として冷却の2つの条件が見つかる。
我々は,輸送が熱力学的に可逆であるレギュレーションを特徴付け,Carnot Coefficent of Performanceを実現する。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: We propose a quantum absorption refrigerator using the quantum physics of
resonant tunneling through quantum dots. The cold and hot reservoirs are
fermionic leads, tunnel coupled via quantum dots to a central fermionic cavity,
and we propose configurations in which the heat absorbed from the (very hot)
central cavity is used as a resource to selectively transfer heat from the cold
reservoir on the left, to the hot reservoir on the right. The heat transport in
the device is particle---hole symmetric; we find two regimes of cooling as a
function of the energy of the dots---symmetric with respect to the Fermi energy
of the reservoirs---and we associate them to heat transfer by electrons above
the Fermi level, and holes below the Fermi level, respectively. We also discuss
optimizing the cooling effect by fine-tuning the energy of the dots as well as
their linewidth, and characterize regimes where the transport is
thermodynamically reversible such that Carnot Coefficent of Performance is
achieved with zero cooling power delivered.
- Abstract(参考訳): 量子ドットによる共鳴トンネルの量子物理学を用いた量子吸収冷凍機を提案する。
低温・高温の貯留層はフェルミイオン鉛であり、トンネルは量子ドットを介して中央のフェルミイオンキャビティに結合し、(非常に高温の)中心キャビティから吸収された熱を、左側のコールド貯水池から右側のホット貯水池へ選択的に伝熱するための資源として用いる構成を提案する。
装置内の熱輸送は粒子-ホール対称であり、冷却の2つのレジームは点のエネルギーの関数として、貯水池のフェルミエネルギーに対して対称であり、それらをフェルミ準位以上の電子による熱伝達と、フェルミ準位以下のホールに関連付ける。
また, 点のエネルギーと線幅を微調整して冷却効果を最適化し, キャノット係数がゼロの冷却パワーで達成されるように, 輸送が熱力学的に可逆な状態に特徴付ける。
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