論文の概要: Qubit thermodynamics far from equilibrium: two perspectives about the
nature of heat and work in the quantum regime
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2103.08934v1
- Date: Tue, 16 Mar 2021 09:31:20 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-04-07 23:52:14.793043
- Title: Qubit thermodynamics far from equilibrium: two perspectives about the
nature of heat and work in the quantum regime
- Title(参考訳): 平衡から遠く離れたクビット熱力学:熱の性質と量子状態における作用に関する2つの視点
- Authors: Andr\'es Vallejo, Alejandro Romanelli and Ra\'ul Donangelo
- Abstract要約: 2段階系の熱力学解析のための代替理論フレームワークを開発する。
我々は、局所ハミルトニアンを定義する外部場が存在する場合、ブロッホベクトルを回転させるエネルギーコストを表す新しい作業項の出現を観察する。
両視点から, 2つの異なる系に対する物質・放射相互作用プロセスについて検討した。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 68.8204255655161
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: Considering an entropy-based division of energy transferred into heat and
work, we develop an alternative theoretical framework for the thermodynamic
analysis of two-level systems. When comparing these results with those obtained
under the standard definitions of these quantities, we observe the appearance
of a new term of work, which represents the energy cost of rotating the Bloch
vector in presence of the external field that defines the local Hamiltonian.
Additionally, we obtain explicit expressions for the temperature, the heat
capacity and the internal entropy production of the system in both paradigms.
In order to illustrate our findings we study, from both perspectives,
matter-radiation interaction processes for two different systems.
- Abstract(参考訳): エントロピーに基づく熱と仕事へのエネルギーの分割を考えると、二段階系の熱力学解析のための別の理論的枠組みを考案する。
これらの結果とこれらの量の標準的な定義の下で得られたものを比較すると、局所ハミルトニアンを定義する外部場の存在下でブロッホベクトルを回転させるエネルギーコストを表す新しい項の出現が観察される。
さらに, 両パラダイムにおいて, 温度, 熱容量, 内部エントロピー生成に関する明示的な表現を得る。
2つの異なるシステムにおける物質-放射相互作用のプロセスについて,両視点から検討した。
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