論文の概要: Laser cooling of a Planck mass object close to the quantum ground state
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2104.11648v1
- Date: Fri, 23 Apr 2021 14:57:46 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-04-02 14:59:21.146378
- Title: Laser cooling of a Planck mass object close to the quantum ground state
- Title(参考訳): 量子基底状態に近い板状質量物体のレーザー冷却
- Authors: Leonhard Neuhaus, Remi Metzdorff, Salim Zerkani, Sheon Chua, Jean
Teissier, Daniel Garcia-Sanchez, Samuel Deleglise, Thibaut Jacqmin, Tristan
Briant, Jerome Degallaix, Vincent Dolique, Geppo Cagnoli, Olivier Le Traon,
Claude Chartier, Antoine Heidmann, Pierre-Francois Cohadon
- Abstract要約: 本研究では, 3.6MHzの1mm石英マイクロピラーを有効質量30$mu$gで冷却し, 希釈冷凍機で500mKまで冷却する実験を行った。
この1000倍近い質量の増加は、量子基底状態に近い以前の実験に対して、新しい視点を開放する。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: Quantum mechanics has so far not been tested for mechanical objects at the
scale of the Planck mass $\sqrt{\hbar c/ G} \simeq 22\,\mu\mathrm{g}$. We
present an experiment where a 1 mm quartz micropillar resonating at 3.6 MHz
with an effective mass of 30 $\mu$g is cooled to 500 mK with a dilution
refrigerator, and further optomechanically sideband-cooled to an effective
temperature of 3 mK, corresponding to a mode thermal occupancy of 20 phonons.
This nearly 1000-fold increase in the mass of an optomechanical system with
respect to previous experiments near the quantum ground state opens new
perspectives in the exploration of the quantum/classical border.
- Abstract(参考訳): 量子力学は、これまで、プランク質量 $\sqrt{\hbar c/g} \simeq 22\,\mu\mathrm{g}$ の力学的対象に対してテストされていない。
本研究では,3.6mhzで有効質量30$\mu$gで共振する1mm石英マイクロピラーを希釈冷凍機で500mkに冷却し,さらにモード温度20フォノンに対応する有効温度3mkに光機械的にサイドバンド冷却する実験を行う。
量子基底状態に近い以前の実験に対する光学系の質量の1000倍近い増加は、量子/古典境界の探索において新たな視点を開く。
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