論文の概要: Equilibrium Design for Concurrent Games
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2106.10192v1
- Date: Fri, 18 Jun 2021 15:45:45 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2021-06-21 17:24:27.736887
- Title: Equilibrium Design for Concurrent Games
- Title(参考訳): コンカレントゲームのための平衡設計
- Authors: Julian Gutierrez, Muhammad Najib, Giuseppe Perelli, Michael Wooldridge
- Abstract要約: ゲーム理論において、メカニズム設計は、ゲームの望ましい結果を達成するためのインセンティブの設計に関係している。
インセンティブの設計について検討し、例えば、所与の時間論理的性質を満たす平衡を求める。
応用として、平衡設計は、並列ゲームに対する合理的な合成と検証問題の代替解として用いられる。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 5.9873770241999
- License: http://creativecommons.org/licenses/by/4.0/
- Abstract: In game theory, mechanism design is concerned with the design of incentives
so that a desired outcome of the game can be achieved. In this paper, we study
the design of incentives so that a desirable equilibrium is obtained, for
instance, an equilibrium satisfying a given temporal logic property -- a
problem that we call equilibrium design. We base our study on a framework where
system specifications are represented as temporal logic formulae, games as
quantitative concurrent game structures, and players' goals as mean-payoff
objectives. In particular, we consider system specifications given by LTL and
GR(1) formulae, and show that implementing a mechanism to ensure that a given
temporal logic property is satisfied on some/every Nash equilibrium of the
game, whenever such a mechanism exists, can be done in PSPACE for LTL
properties and in NP/$\Sigma^{P}_{2}$ for GR(1) specifications. We also study
the complexity of various related decision and optimisation problems, such as
optimality and uniqueness of solutions, and show that the complexities of all
such problems lie within the polynomial hierarchy. As an application,
equilibrium design can be used as an alternative solution to the rational
synthesis and verification problems for concurrent games with mean-payoff
objectives whenever no solution exists, or as a technique to repair, whenever
possible, concurrent games with undesirable rational outcomes (Nash equilibria)
in an optimal way.
- Abstract(参考訳): ゲーム理論において、メカニズム設計は、ゲームの望ましい結果を達成するためのインセンティブの設計に関係している。
本稿では,例えば,与えられた時相論理特性を満たす平衡が,我々が平衡設計と呼ぶ問題となるような,望ましい平衡が得られるようにインセンティブの設計について検討する。
本研究は,システム仕様を時間論理式として,ゲームを定量的に同時ゲーム構造として,プレイヤーのゴールを平均支払い目的として表現する枠組みに基づく。
特に、ltl と gr(1) の式で与えられるシステム仕様を検討し、与えられた時相論理特性がゲームのある/すべての nash 平衡で満たされることを保証するメカニズムを実装することは、そのような機構が存在する場合には、ltl 特性の pspace と gr(1) 仕様の np/$\sigma^{p}_{2}$ で行えることを示す。
また、解の最適性や一意性などの様々な関連する決定および最適化問題の複雑さについて検討し、これらの問題の複雑さが多項式階層内にあることを示す。
アプリケーションとして、均衡設計は、平均払い目標が存在しない同時ゲームの合理的な合成と検証の問題に対する代替ソリューションとして、あるいは可能な限り、望ましくない合理的結果(nash平衡)を持つ同時ゲームを最適な方法で修正するテクニックとして使用できる。
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