論文の概要: Photovoltaic efficiency at maximum power of a quantum dot molecule
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2108.12501v1
- Date: Fri, 27 Aug 2021 21:00:47 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-03-17 00:43:22.008189
- Title: Photovoltaic efficiency at maximum power of a quantum dot molecule
- Title(参考訳): 量子ドット分子の最大出力における太陽電池効率
- Authors: J. Lira, L. Sanz, and A. M. Alcalde
- Abstract要約: 量子ドット分子の最大出力における効率の挙動を調査し,光電変換装置として機能する。
その結果、単一の量子ドットと比較した場合、分子当たりの最大電力の30%のゲインを増加させる可能性が示された。
また、熱力学の第2法則から予想されるように、カンバダル・ノヴィコフの効率をカルノーの効率を超えることなく最大出力で比較すると、この系は利得を示す。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: In this work, it is investigated the behavior of the efficiency at maximum
power of a quantum dot molecule, acting as a device for photovoltaic
conversion. A theoretical approach using a master equation, considering the
effect of the energy offsets, and the width of the quantum barrier, identifies
realistic physical conditions that enhance the photovoltaic response of the
photocell. The results show the potentiality of increasing the gain in 30\% of
maximum power delivered per molecule if compared with a single quantum dot.
Also, the system exhibits gain when compared to the Chambadal-Novikov
efficiency at maximum power, without exceeding Carnot's efficiency, as expected
from the second law of thermodynamics.
- Abstract(参考訳): 本研究では, 量子ドット分子の最大出力における効率の挙動を調査し, 光電変換装置として機能する。
エネルギーオフセットと量子障壁の幅の影響を考慮したマスター方程式を用いた理論的アプローチは、フォトセルの光応答を高める現実的な物理的条件を特定する。
その結果、単一量子ドットと比較して分子当たりの最大電力の30\%で利得を増加させる可能性が示された。
また、このシステムはカルノットの効率を超えることなく最大出力でのシャンバダル・ノヴィコフの効率と比較して、熱力学の第2法則から予想される上昇を示す。
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