論文の概要: Hot-Band Absorption Can Mimic Entangled Two-Photon Absorption
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2111.05946v2
- Date: Sun, 30 Jan 2022 10:36:13 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-03-08 12:00:24.623353
- Title: Hot-Band Absorption Can Mimic Entangled Two-Photon Absorption
- Title(参考訳): ホットバンド吸収による微小な2光子吸収
- Authors: Alexander Mikhaylov, Ryan N. Wilson, Kristen M. Parzuchowski, Michael
D. Mazurek, Charles H. Camp Jr, Martin J. Stevens and Ralph Jimenez
- Abstract要約: CWレーザーまたは光子対源を1060nmで励起したRhodamine 6G, LDS798の蛍光信号について検討した。
地中電子状態の熱拡散振動レベルからの1光子吸収であるホットバンド吸収(HBA)から生じる信号を観察した。
E2PEFの測定を行う典型的な条件では、HBAプロセスからのコントリビューションは、励起効率の量子上の利点を過度に見積もる可能性がある。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 52.77024349608834
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: It has been proposed that entangled two-photon absorption (E2PA) can be
observed with up to 10 orders of magnitude lower photon flux than its classical
counterpart. However, there is a significant controversy regarding the
magnitude of this quantum enhancement in excitation efficiency. We investigated
the fluorescence signals from Rhodamine 6G and LDS798 excited with a CW laser
or an entangled photon pair source at 1060 nm. We observed a signal that
originates from hot-band absorption (HBA), which is one-photon absorption from
thermally-populated vibrational levels of the ground electronic state. This
mechanism, which has not been previously discussed in the context of E2PA,
produces a signal with a linear power dependence, as would be expected for
entangled two-photon excited fluorescence (E2PEF). For the typical conditions
under which E2PEF measurements are performed, contributions from the HBA
process could lead to a several orders-of-magnitude overestimate of the quantum
advantage for excitation efficiency.
- Abstract(参考訳): 絡み合った2光子吸収(E2PA)は、古典的よりも最大10桁低い光子フラックスで観測可能であることが提案されている。
しかし、この量子化による励起効率の増大について、かなりの議論がある。
CWレーザーまたは光子対源を1060nmで励起したRhodamine 6G, LDS798の蛍光信号について検討した。
地中電子状態の熱拡散振動レベルからの1光子吸収である熱帯域吸収(HBA)に由来する信号を観察した。
このメカニズムは、これまでE2PAの文脈で論じられていないが、2光子励起蛍光(E2PEF)の絡み合いが期待できるような線形電力依存の信号を生成する。
E2PEFの測定を行う典型的な条件では、HBAプロセスからのコントリビューションは、励起効率の量子上の利点を過度に見積もる可能性がある。
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