論文の概要: Towards End-to-End Error Management for a Quantum Internet
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2112.07185v1
- Date: Tue, 14 Dec 2021 06:20:13 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-03-04 14:31:58.168107
- Title: Towards End-to-End Error Management for a Quantum Internet
- Title(参考訳): 量子インターネットにおけるエンドツーエンドエラー管理に向けて
- Authors: Shota Nagayama
- Abstract要約: 本稿では,量子インターネットの誤り管理にエンドツーエンドの原理を導入することを提案する。
エンド・ツー・エンドの原則と局所性を用いたエラー管理は,他の設定よりも資源効率が高いことを示す。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: Error management in the quantum Internet requires stateful and stochastic
processing across multiple nodes, which is a significant burden. In view of the
history of the current Internet, the end-to-end principle was devised for error
management, simplifying the work inside the network and contributing
significantly to the scalability of the Internet. In this paper, we propose to
bring the end-to-end principle into the error management of quantum Internet to
improve the communication resource utilization efficiency of a quantum
Internet. The simulation results show that the error management using the
end-to-end principle and locality can be more resource-efficient than other
settings. In addition, when end-to-end error management is used, if the error
probability of qubits in the end node is sufficiently low, there is no problem
even if the error probability on the network side is higher than that in the
end node, and the load on the network can be reduced. Our proposal will
contribute to improving the communication capacity and scalability of the
quantum Internet, as well as to improve the interoperability of quantum
Autonomous Systems. In addition, existing studies on routing and other aspects
of the quantum Internet may exclude error management from their scope due to
its complexity. The results of this study provide validity to the assumptions
of such studies.
- Abstract(参考訳): 量子インターネットにおけるエラー管理には、複数のノードにわたるステートフルで確率的な処理が必要である。
現在のインターネットの歴史を考えると、エラー管理のためのエンドツーエンドの原則が考案され、ネットワーク内の作業を単純化し、インターネットのスケーラビリティに大きく貢献した。
本稿では,量子インターネットの通信資源利用効率を向上させるために,エンドツーエンドの原理を量子インターネットのエラー管理に取り入れることを提案する。
シミュレーションの結果,エンド・ツー・エンドの原理とローカリティを用いたエラー管理は,他の設定よりもリソース効率が高いことがわかった。
また、エンドツーエンドのエラー管理を使用する場合、エンドノードにおけるキュービットのエラー確率が十分に低い場合には、ネットワーク側のエラー確率がエンドノードよりも高くても問題がなく、ネットワーク上の負荷を低減することができる。
我々の提案は、量子インターネットの通信能力とスケーラビリティの向上、および量子自律システムの相互運用性の向上に寄与する。
さらに、ルーティングや量子インターネットの他の側面に関する既存の研究は、その複雑さのために、エラー管理をスコープから除外する可能性がある。
本研究の結果はこれらの研究の仮定に有効である。
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