論文の概要: Phonon Chirality Induced by Vibronic-Orbital Coupling
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2203.13361v1
- Date: Sat, 19 Mar 2022 21:54:03 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-02-21 08:45:16.791046
- Title: Phonon Chirality Induced by Vibronic-Orbital Coupling
- Title(参考訳): Vibronic-Orbital Couplingによるフォノンキラリティ
- Authors: Yun-Yi Pai, Claire E. Marvinney, Liangbo Liang, Ganesh Pokharel, Jie
Xing, Haoxiang Li, Xun Li, Michael Chilcote, Matthew Brahlek, Lucas Lindsay,
Hu Miao, Athena S. Sefat, David Parker, Stephen D. Wilson, and Benjamin J.
Lawrie
- Abstract要約: 量子スピン液体の振動バウンド状態において、フォノンと軌道状態の間の角運動量移動を観測する。
この観測は、キラル準粒子相互作用によるフォノンバンド構造トポロジーの工学に深く影響している。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 8.617025752943505
- License: http://creativecommons.org/licenses/by/4.0/
- Abstract: The notion that phonons can carry pseudo-angular momentum has become popular
in the last decade, with recent research efforts highlighting phonon chirality,
Berry curvature of phonon band structure, and the phonon Hall effect. When a
phonon is resonantly coupled to a crystal electric field excitation, a
so-called vibronic bound state forms. Here, we observe angular momentum
transfer of $\delta$Jz = $\pm$1$\hbar$ between phonons and an orbital state in
a vibronic bound state of a candidate quantum spin liquid. This observation has
profound implications for the engineering of phonon band structure topology
through chiral quasiparticle interactions.
- Abstract(参考訳): フォノンが擬角運動量を持つという概念は、近年、フォノンのキラリティ、フォノンバンド構造のベリー曲率、フォノンホール効果など、人気がある。
フォノンが結晶電場励起に共鳴的に結合されると、いわゆる振動束縛状態が形成される。
ここでは、候補量子スピン液体の振動束縛状態におけるフォノンと軌道状態の間の角運動量移動を$\delta$Jz = $\pm$1$\hbar$で観測する。
この観察はキラル準粒子相互作用によるフォノンバンド構造トポロジーの工学に大きな影響を与える。
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