論文の概要: Implementation of a two-stroke quantum heat engine with a collisional
model
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2203.13773v4
- Date: Thu, 30 Jun 2022 20:10:07 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-02-20 20:48:01.148385
- Title: Implementation of a two-stroke quantum heat engine with a collisional
model
- Title(参考訳): 衝突モデルを用いた2ストローク量子熱エンジンの実装
- Authors: Filipe V. Melo, Nahum S\'a, Ithzak Roditi, Gabriel T. Landi, Alexandre
M. Souza, Ivan S. Oliveira, Roberto S. Sarthour
- Abstract要約: 我々は,IBMQプロセッサのストロボスコープ2ストロークサーマルエンジンの量子シミュレーションを行った。
この系は2つの浴槽に繋がった量子スピン鎖で構成され、変分量子熱分解器アルゴリズムを用いて異なる温度で調製される。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 50.591267188664666
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: We put forth a quantum simulation of a stroboscopic two-stroke thermal engine
in the IBMQ processor. The system consists of a quantum spin chain connected to
two baths at their boundaries, prepared at different temperatures using the
variational quantum thermalizer algorithm. The dynamics alternates between heat
and work strokes, which can be separately designed using independent quantum
circuits. The results show good agreement with theoretical predictions,
showcasing IBMQ as a powerful tool to study thermodynamics in the quantum
regime, as well as the implementation of variational quantum algorithms in
real-world quantum computers. It also opens the possibility of simulating
quantum heat transport across a broad range of chain geometries and
interactions.
- Abstract(参考訳): 我々は,IBMQプロセッサのストロボスコープ2ストロークサーマルエンジンの量子シミュレーションを行った。
この系は2つの浴槽に結合した量子スピン鎖で構成され、変分量子熱化アルゴリズムを用いて異なる温度で調製される。
この力学は、独立量子回路を用いて個別に設計できる熱とワークストロークを交互に設計する。
結果は理論予測とよく一致しており、ibmqは実世界の量子コンピュータにおける変分量子アルゴリズムの実装と同様に、量子システムにおける熱力学を研究する強力なツールであることを示している。
また、幅広い鎖のジオメトリーと相互作用にわたる量子熱輸送をシミュレートする可能性も開けている。
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