論文の概要: Scanning nitrogen-vacancy magnetometry down to 350mK
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2203.15527v2
- Date: Tue, 31 May 2022 12:36:02 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-02-20 09:24:38.173880
- Title: Scanning nitrogen-vacancy magnetometry down to 350mK
- Title(参考訳): 走査型窒素空隙磁力計350mk
- Authors: Patrick J. Scheidegger, Simon Diesch, Marius L. Palm, Christian L.
Degen
- Abstract要約: 乾式希釈冷凍機における窒素空洞(NV)磁力計の実装について報告する。
パルス光検出磁気共鳴とコプラナー導波路によるマイクロ波の効率的な伝送を併用し, ベース温度350mKに達する。
実測値の感度は平方根Hzあたり約3 muT である。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: We report on the implementation of a scanning nitrogen-vacancy (NV)
magnetometer in a dry dilution refrigerator. Using pulsed optically detected
magnetic resonance combined with efficient microwave delivery through a
co-planar waveguide, we reach a base temperature of 350 mK, limited by
experimental heat load and thermalization of the probe. We demonstrate scanning
NV magnetometry by imaging superconducting vortices in a 50-nm-thin aluminum
microstructure. The sensitivity of our measurements is approximately 3 {\mu}T
per square root Hz. Our work demonstrates the feasibility for performing
non-invasive magnetic field imaging with scanning NV centers at sub-Kelvin
temperatures.
- Abstract(参考訳): 乾燥希釈冷凍機における走査型窒素空隙磁力計(nv)の実装について報告する。
共平面導波路による効率的なマイクロ波伝送を併用したパルス光検出磁気共鳴法を用いて, 実験熱負荷とプローブの熱化により, ベース温度350 mkに達した。
走査型nv磁力計を用いて50nmのアルミニウム微細構造内の超伝導渦を観察する。
我々の測定の感度は平方根hzあたり約3 {\mu}tである。
本研究は,NV中心をケルビン以下の温度で走査した非侵襲磁場イメージングの実現可能性を示す。
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