論文の概要: Quantum networks with coherent routing of information through multiple
nodes
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2208.00480v1
- Date: Sun, 31 Jul 2022 17:47:09 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-02-02 21:29:44.726935
- Title: Quantum networks with coherent routing of information through multiple
nodes
- Title(参考訳): 複数ノード間情報をコヒーレントにルーティングする量子ネットワーク
- Authors: Hl\'er Kristj\'ansson, Yan Zhong, Anthony Munson, Giulio Chiribella
- Abstract要約: 我々は,複数の中間ノードを経由した情報のコヒーレントなルーティングを用いた量子通信ネットワークのモデルを開発する。
驚くべきことに、この改善は、バイナリ非対称チャネルのような純粋に古典的なチャネルにも行われる。
経路上のデコヒーレンスを含むより現実的な条件では、経路上のコヒーレント制御と中間ノードでの局所演算を併用することにより、有限距離での通信速度が大幅に向上することがわかった。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 1.6918354618189373
- License: http://creativecommons.org/licenses/by-nc-sa/4.0/
- Abstract: Large-scale communication networks, such as the internet, achieve the
transmission of information from a sender to a distant receiver by routing
packets of data through many intermediate nodes. Classically, each packet has
to follow a well-defined path through the network. In a quantum network,
however, it is in principle possible to route information along multiple paths
in a coherent quantum superposition. Here we develop a model of quantum
communication network with coherent routing of information through multiple
intermediate nodes. In this model, we show that the distance over which
information can be transmitted reliably can be significantly extended.
Surprisingly, this improvement takes place also for purely classical channels,
such as binary asymmetric channels. In the ideal setting where the coherent
superposition of paths is not affected by noise, we find that classical data
can be reliably transmitted at a constant rate through asymptotically long
sequences of binary asymmetric channels, which in normal conditions would lead
to an exponential decay of the transmission rate. In more realistic conditions
involving decoherence on the paths, we find that the combined use of coherent
control on the path and local operations at intermediate nodes achieves
significantly higher communication rates over finite distances.
- Abstract(参考訳): インターネットなどの大規模通信ネットワークは、多くの中間ノードを介してデータのパケットをルーティングすることで、送信者から遠方の受信者への情報の伝送を実現する。
伝統的には、各パケットはネットワークを通して明確に定義されたパスに従う必要がある。
しかし、量子ネットワークでは、原則として、コヒーレントな量子重ね合わせで複数の経路に沿って情報をルーティングすることが可能である。
本稿では,複数の中間ノードを介して情報のコヒーレントルーティングを行う量子通信ネットワークのモデルを開発した。
本モデルでは,情報を確実に伝達できる距離を大幅に拡張できることを示す。
驚くべきことに、この改善はバイナリ非対称チャネルのような純粋にクラシックなチャネルでも行われる。
経路のコヒーレント重ね合わせがノイズの影響を受けない理想的な設定では、古典的なデータは二進非対称チャネルの漸近的に長い列を通して一定の速度で確実に伝達され、通常の条件下では伝達速度の指数的減衰を引き起こす。
経路上のデコヒーレンスを含むより現実的な条件では、経路上のコヒーレント制御と中間ノードでの局所演算を併用することにより、有限距離での通信速度が大幅に向上する。
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