論文の概要: Identical Photons from Multiple Tin-Vacancy Centers in Diamond
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2208.06275v1
- Date: Fri, 12 Aug 2022 13:50:30 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-01-31 08:36:45.896775
- Title: Identical Photons from Multiple Tin-Vacancy Centers in Diamond
- Title(参考訳): ダイヤモンド中の複数のスズ空孔中心からの特定光子
- Authors: Yasuyuki Narita, Peng Wang, Kazuki Oba, Yoshiyuki Miyamoto, Takashi
Taniguchi, Shinobu Onoda, Mutsuko Hatano, Takayuki Iwasaki
- Abstract要約: ダイヤモンド中のスズ空孔(SnV)中心からのゼロフォノン線の細い不均一分布を報告する。
低温での発光励起分光測定により、SnV中心はフーリエ変換限界線幅に近い安定蛍光と直線幅を示すことが示された。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 3.013663780444026
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: We report the narrow inhomogeneous distribution of the zero-phonon line from
tin-vacancy (SnV) centers in diamond and the overlap of spectra from multiple
separated SnV centers. Photoluminescence excitation spectroscopy measurements
at a cryogenic temperature showed that SnV centers exhibit stable fluorescence
and linewidths close to the Fourier transform-limited linewidth. The
inhomogeneous distribution was as low as ~4 GHz, which enabled the observation
of Sn isotope-dependent resonant frequencies. Owing to the narrow inhomogeneous
distribution, we observed multiple SnV centers showing identical photons with
almost the same wavelength and linewidth. Identical SnV centers were also
observed even in different diamond samples, confirming the reliable fabrication
of the high-quality SnV centers.
- Abstract(参考訳): ダイヤモンド中のスズ空洞(snv)中心からのゼロフォノン線の狭義の不均一分布と,分離したsnv中心からのスペクトル重なりについて報告する。
極低温での発光励起分光測定により、snv中心はフーリエ変換制限線幅に近い安定な蛍光と線幅を示した。
不均一分布は4ghz以下であり、sn同位体依存共鳴周波数の観測が可能であった。
細い不均一分布により, ほぼ同じ波長, 線幅の同一光子を示す複数のSnV中心が観察された。
また, ダイヤモンド試料においても同一のSnV中心が観察され, 高品質のSnV中心の信頼性が確認された。
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