論文の概要: Continuous Three-level Quantum Heat Engine with High Performance Under
Medium Temperature Difference
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2303.06348v1
- Date: Sat, 11 Mar 2023 08:46:15 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-03-14 19:26:59.159175
- Title: Continuous Three-level Quantum Heat Engine with High Performance Under
Medium Temperature Difference
- Title(参考訳): 中温度差下での高性能連続3レベル量子ヒートエンジン
- Authors: Gao-xiang Deng, Wei Shao, Yu Liu, Zheng Cui
- Abstract要約: 3段量子熱機関の性能に影響を及ぼす温度差と散逸モードを解析した。
その結果, 消散モードが量子熱機関の性能を左右することがわかった。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 5.699953634864227
- License: http://creativecommons.org/licenses/by-nc-nd/4.0/
- Abstract: The possibility of utilizing quantum effects to enhance the performance of
quantum heat engines has been an active topic of research, but how to enhance
the performance by optimizing the engine parameters needs to be further
studied. In this study, the temperature difference and dissipation modes
affecting the performance of a three-level quantum heat engine were analyzed
using an orthogonal test. The results indicated that the dissipation mode
dominated the performance of the quantum heat engine. The quantum heat engine
performs best when there is only resonance and no detuning; however, when
detuning exists, a lower resonance can improve the efficiency by reducing
energy losses. Regarding the temperature difference, the best performance was
achieved at medium temperature difference owing to the decreasing heat leakage.
Finally, the quantum friction caused by the detuning could make the maximal
efficiency lower than the Carnot efficiency.
- Abstract(参考訳): 量子効果を利用した量子熱エンジンの性能向上の可能性は、研究の活発な話題であるが、エンジンパラメータの最適化による性能向上については、さらなる研究が必要である。
本研究では,三段量子熱機関の性能に影響を及ぼす温度差と散逸モードを直交試験により解析した。
その結果, 消散モードが量子熱機関の性能を左右することがわかった。
量子熱エンジンは、共振のみが存在し、デチューニングがない場合に最も良く機能するが、デチューニングが存在する場合、低い共鳴はエネルギー損失を減らすことで効率を向上させることができる。
温度差については, 熱漏れの減少による中温度差で最高の性能が得られた。
最後に、デチューニングによって引き起こされる量子摩擦は、カルノー効率よりも最大効率を低くすることができる。
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