論文の概要: Bound state of distant photons in waveguide quantum electrodynamics
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2303.09854v1
- Date: Fri, 17 Mar 2023 09:27:02 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-03-20 15:14:15.783392
- Title: Bound state of distant photons in waveguide quantum electrodynamics
- Title(参考訳): 導波路量子電磁力学における遠方光子のバウンド状態
- Authors: Alexander V. Poshakinskiy, Alexander N. Poddubny
- Abstract要約: 遠い粒子間の量子相関は、量子力学の誕生以来謎のままである。
箱の中の2つの相互作用する粒子の最も単純な1次元のセットアップにおいて、新しい種類の有界量子状態を予測する。
このような状態は導波路量子電磁力学プラットフォームで実現できる。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 137.6408511310322
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: Quantum correlations between distant particles remain enigmatic since the
birth of quantum mechanics. Here we predict a novel kind of bound quantum state
in the simplest one-dimensional setup of two interacting particles in a box.
Paradoxically, two entangled particles become localized at the opposite edges
of the box even though their interactions at large distance should seemingly
play no role. Such states could be realized in the waveguide quantum
electrodynamics platform, where an array of superconducting qubits or cold
atoms is coupled to a waveguide. We demonstrate how long-range
waveguide-mediated couplings enable interaction-induced quantum states
separated by large distances. Similarly to Majorana fermions in the Kitaev
model, such bound state of distant photons is immune to short-range
interactions and could find applications in robust quantum information
processing.
- Abstract(参考訳): 遠い粒子間の量子相関は、量子力学の誕生以来謎のままである。
ここでは、箱の中の2つの相互作用粒子の最も単純な1次元配置において、新しい種類の結合量子状態を予測する。
逆に、2つの絡み合った粒子が箱の反対側の端で局在するが、遠くでの相互作用は役に立たないように見える。
このような状態は、超伝導量子ビットや冷たい原子の配列が導波路に結合される導波路量子電磁力学プラットフォームで実現できる。
長距離導波路を媒介とするカップリングにより、大きな距離で分離された相互作用誘起量子状態を実現する方法を示す。
キタエフ模型のマヨラナフェルミオンと同様に、このような遠方の光子の束縛状態は短距離相互作用に影響を受けず、堅牢な量子情報処理に応用できる。
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