論文の概要: Quantum Energy Teleportation and Entropy Change due to Feedback Control
in One-Dimensional Heisenberg Model
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2305.03967v1
- Date: Sat, 6 May 2023 07:57:44 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-05-09 18:27:11.011285
- Title: Quantum Energy Teleportation and Entropy Change due to Feedback Control
in One-Dimensional Heisenberg Model
- Title(参考訳): 1次元ハイゼンベルクモデルにおけるフィードバック制御による量子エネルギーテレポーテーションとエントロピー変化
- Authors: Kanji Itoh, Yusuke Masaki, Hiroaki Matsueda
- Abstract要約: 量子エネルギーテレポーテーションを4スピン1次元ハイゼンベルクモデルで検討する。
受信機によって抽出されたエネルギーは、局所磁場の中間値で最大値を取る。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: We study the quantum energy teleportation in a four-spin one-dimensional
Heisenberg model. A local magnetic field is applied at the edge sites to
control the degree of the ground-state entanglement. In the teleportation
protocol, an energy sender performs a projective measurement at one edge site,
while an energy receiver performs a feedback control at the other edge site
dependent on the measurement result to extract energy. We find that the energy
extracted by the receiver takes a maximum at intermediate value of the local
magnetic field. We also find that this magnetic-field behavior is almost
proportional to entropy changes due to the feedback control. The role of a
feedback control in an entropy change is discussed in terms of entanglement
thermodynamics.
- Abstract(参考訳): 量子エネルギーテレポーテーションを4スピン1次元ハイゼンベルクモデルで検討する。
エッジ部位に局所磁場を印加し、基底状態の絡み合いの程度を制御する。
テレポーテーションプロトコルにおいて、エネルギ送信者は一方のエッジサイトにおいて投影計測を行い、エネルギ受信機は、測定結果に依存する他方のエッジサイトにおいてフィードバック制御を行い、エネルギを抽出する。
受信機によって抽出されたエネルギーは、局所磁場の中間値において最大となる。
また, この磁場挙動は, フィードバック制御によるエントロピー変化にほぼ比例することがわかった。
エントロピー変化におけるフィードバック制御の役割を, エンタングルメント熱力学の観点から論じる。
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