論文の概要: Pure classical correlation dominant quantum thermal diode via three
triangular-coupled qubits
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2305.19660v1
- Date: Wed, 31 May 2023 08:54:12 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-06-01 17:38:18.444718
- Title: Pure classical correlation dominant quantum thermal diode via three
triangular-coupled qubits
- Title(参考訳): 3つの三角結合量子ビットによる純古典相関支配型量子熱ダイオード
- Authors: Yi-jia Yang, Yu-qiang Liu, and Chang-shui Yu
- Abstract要約: クォービット間の内部結合は熱電流を高めることができる。
最大熱電流を発生させる熱伝導状態と耐熱状態は熱を輸送しない。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.12903829793534266
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: A quantum thermal diode is designed based on three pairwise coupled qubits,
two connected to a common reservoir and the other to an independent reservoir.
It is found that the internal couplings between qubits can enhance heat
currents. If the two identical qubits uniformly couple with the common
reservoir, the crossing dissipation will occur, leading to the
initial-state-dependent steady state, which can be decomposed into the mixture
of two particular steady states: the heat-conducting state generating maximum
heat current and the heat-resisting state not transporting heat. However, the
rectification factor does not depend on the initial state. In particular, we
find that neither quantum entanglement nor quantum discord is present in the
steady state, but the pure classical correlation shows a remarkably consistent
behavior as the heat rectification factor, which reveals the vital role of
classical correlation in the system.
- Abstract(参考訳): 量子熱ダイオードは3つのペア結合キュービットに基づいて設計され、2つは共通の貯水池に接続され、もう1つは独立した貯水池に接続されている。
量子ビット間の内部結合は熱電流を高めることができる。
2つの同じ量子ビットが共振器と均一に結合すると、交差散逸が起こり、初期状態依存の定常状態が2つの特定の定常状態(最大熱電流を発生させる熱伝導状態と、熱を輸送しない耐熱状態)の混合に分解される。
しかし、修正因子は初期状態に依存しない。
特に、量子の絡み合いや量子不和は定常状態には存在していないが、純粋な古典的相関は、系における古典的相関の重要な役割を明らかにする熱整流因子として極めて一貫した挙動を示す。
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