論文の概要: Deep Multi-Threshold Spiking-UNet for Image Processing
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2307.10974v4
- Date: Thu, 11 Apr 2024 04:14:33 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2024-04-12 19:27:55.864202
- Title: Deep Multi-Threshold Spiking-UNet for Image Processing
- Title(参考訳): 画像処理のための深層マルチ閾値スパイキングUNet
- Authors: Hebei Li, Yueyi Zhang, Zhiwei Xiong, Xiaoyan Sun,
- Abstract要約: 本稿では,SNN(Spike Neural Networks)とU-Netアーキテクチャを組み合わせた,画像処理のためのスパイキング-UNetの概念を紹介する。
効率的なスパイキング-UNetを実現するためには,スパイクによる高忠実度情報伝播の確保と,効果的なトレーニング戦略の策定という2つの課題に直面する。
実験の結果,画像のセグメンテーションとデノイングにおいて,スパイキングUNetは非スパイキングと同等の性能を発揮することがわかった。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 51.88730892920031
- License: http://creativecommons.org/licenses/by/4.0/
- Abstract: U-Net, known for its simple yet efficient architecture, is widely utilized for image processing tasks and is particularly suitable for deployment on neuromorphic chips. This paper introduces the novel concept of Spiking-UNet for image processing, which combines the power of Spiking Neural Networks (SNNs) with the U-Net architecture. To achieve an efficient Spiking-UNet, we face two primary challenges: ensuring high-fidelity information propagation through the network via spikes and formulating an effective training strategy. To address the issue of information loss, we introduce multi-threshold spiking neurons, which improve the efficiency of information transmission within the Spiking-UNet. For the training strategy, we adopt a conversion and fine-tuning pipeline that leverage pre-trained U-Net models. During the conversion process, significant variability in data distribution across different parts is observed when utilizing skip connections. Therefore, we propose a connection-wise normalization method to prevent inaccurate firing rates. Furthermore, we adopt a flow-based training method to fine-tune the converted models, reducing time steps while preserving performance. Experimental results show that, on image segmentation and denoising, our Spiking-UNet achieves comparable performance to its non-spiking counterpart, surpassing existing SNN methods. Compared with the converted Spiking-UNet without fine-tuning, our Spiking-UNet reduces inference time by approximately 90\%. This research broadens the application scope of SNNs in image processing and is expected to inspire further exploration in the field of neuromorphic engineering. The code for our Spiking-UNet implementation is available at https://github.com/SNNresearch/Spiking-UNet.
- Abstract(参考訳): U-Netは単純だが効率的なアーキテクチャで知られており、画像処理タスクに広く利用されており、特にニューロモルフィックチップへの展開に適している。
本稿では,SNN(Spike Neural Networks)とU-Netアーキテクチャを組み合わせた,画像処理のためのスパイキング-UNetの概念を紹介する。
効率的なスパイキング-UNetを実現するためには,スパイクによる高忠実度情報伝播の確保と,効果的なトレーニング戦略の策定という2つの課題に直面する。
情報損失問題に対処するため、スパイキングUNet内の情報伝達効率を向上させるマルチ閾値スパイキングニューロンを導入する。
トレーニング戦略では、事前トレーニングされたU-Netモデルを活用する変換および微調整パイプラインを採用する。
変換過程において、スキップ接続を利用する場合、異なる部分にわたるデータ分布の有意な変動が観察される。
そこで本研究では,不正確な点火を防止するための接続ワイド正規化手法を提案する。
さらに,変換したモデルを微調整するフローベーストレーニング手法を採用し,性能を保ちながら時間ステップを短縮する。
実験の結果,画像のセグメンテーションやデノイングでは,既存のSNN手法を超越して,スパイキング・UNetの非スパイキング手法に匹敵する性能が得られた。
微調整なしで変換されたSpking-UNetと比較して、Spking-UNetは推論時間を約90%削減する。
本研究は、画像処理におけるSNNの適用範囲を広げ、ニューロモルフィックエンジニアリングの分野におけるさらなる探究を促すことが期待されている。
Spiking-UNet実装のコードはhttps://github.com/SNNresearch/Spiking-UNet.comで公開されている。
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