論文の概要: Quantum heat valve and entanglement in superconducting $LC$ resonators
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2309.11467v1
- Date: Wed, 20 Sep 2023 17:07:55 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-09-21 15:19:10.570564
- Title: Quantum heat valve and entanglement in superconducting $LC$ resonators
- Title(参考訳): 超伝導$LC$共振器における量子熱弁と絡み合い
- Authors: Yu-qiang Liu, Yi-jia Yang, Ting-ting Ma, and Chang-shui Yu
- Abstract要約: 超伝導量子干渉装置(SQUID)を用いて磁束を変調して熱バルブを実現するために、2つの超伝導共振器の可変結合を用いる。
熱電流と量子絡み合いとの間には一貫した関係が見られ、熱バルブにおける絡み合いの主要な役割を示す。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 4.5516171596361685
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: Quantum superconducting circuit with flexible coupler has been a powerful
platform for designing quantum thermal machines. In this letter, we employ the
tunable coupling of two superconducting resonators to realize a heat valve by
modulating magnetic flux using a superconducting quantum interference device
(SQUID). It is shown that a heat valve can be realized in a wide parameter
range. We find a consistent relation between the heat current and quantum
entanglement, which indicates the dominant role of entanglement on the heat
valve. It provides an insightful understanding of quantum features in quantum
heat machines.
- Abstract(参考訳): フレキシブルカプラを用いた量子超伝導回路は、量子熱機械を設計するための強力なプラットフォームである。
本稿では、超伝導量子干渉装置(squid)を用いて磁束を変調して熱弁を実現するため、2つの超伝導共振器の波長可変結合を用いる。
熱弁は広いパラメータ範囲で実現可能であることを示した。
熱電流と量子絡み合いとの間には一貫した関係が見られ、熱バルブにおける絡み合いの主要な役割を示す。
これは量子熱機械の量子特性についての洞察に富んだ理解を提供する。
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