論文の概要: Daytime and Nighttime QKD over an atmospheric free space channel with
passive polarisation bases compensation
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2310.02115v1
- Date: Tue, 3 Oct 2023 14:57:19 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-10-04 13:51:16.374682
- Title: Daytime and Nighttime QKD over an atmospheric free space channel with
passive polarisation bases compensation
- Title(参考訳): 受動偏光ベース補償による大気自由空間チャネル上の昼夜QKD
- Authors: Saumya Ranjan Behera, Melvee George, Urbasi Sinha
- Abstract要約: 我々は、ファイバー複屈折と大気が量子鍵分布(QKD)に与える影響について検討し、その課題を緩和する。
ファイバー複屈折による偏光衝突の臨界問題に対処するため, 受動的偏光補正方式を実装した。
夜間と夜間の両方でQKD実験を行い,背景騒音レベルや動的環境変化などの課題に直面した。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: Quantum Communication (QC) represents a promising futuristic technology,
revolutionizing secure communication. Photon-based Quantum Key Distribution
(QKD) is the most widely explored area in QC research, utilizing the
polarisation degree of freedom of photons for both fibre and free-space
communication. In this work, we investigate and mitigate the challenges posed
by fibre birefringence and atmospheric effects on QKD, using a $50$-meter
free-space optical link and entanglement-based BBM92 QKD protocol. We implement
a passive polarisation correction scheme to address the critical issue of
polarisation scrambling induced by fibre birefringence and the difference in
the frame of reference between Alice and Bob. This scheme effectively mitigates
these adverse effects, ensuring reliable polarisation control over the quantum
channel. Furthermore, we conduct QKD experiments in both day and night
conditions, encountering challenges such as high background noise levels and
dynamic environmental changes. To overcome these issues, we employ various
filtering techniques to enhance signal quality and security. Our results
demonstrate the successful implementation of QKD over a free-space optical link
by producing information-theoretic secure QBER of $<11\%$ on an average and
high keyrate, even under varying lighting and weather conditions. Over one 24
hour cycle of data acquisition, we measured an average daylight keyrate and
QBER of ($3.9118\pm0.7339 KHz$ and $10.5518\pm1.3428\%$) respectively and night
time keyrate and QBER of ($4.6118\pm0.8088 KHz$ and $10.3545\pm1.2501\%$)
respectively.
- Abstract(参考訳): 量子通信(qc)は、セキュアな通信に革命をもたらす未来的な技術である。
光子に基づく量子鍵分布(QKD)は、光子の偏光度をファイバー通信と自由空間通信の両方に利用し、QC研究で最も広く研究されている領域である。
本研究では,50$m自由空間光リンクと絡み合いに基づくBBM92QKDプロトコルを用いて,繊維の複屈折と大気の影響によるQKDへの影響を調査・緩和する。
本研究では,ファイバー複屈折による偏光衝突の臨界問題と,アリスとボブの参照フレームの違いに対処するために,受動的偏光補正方式を実装した。
このスキームはこれらの悪影響を効果的に軽減し、量子チャネルに対する信頼性の高い分極制御を保証する。
さらに,高背景雑音レベルや動的環境変化などの課題に直面し,昼夜共にQKD実験を実施している。
これらの問題を克服するために,信号品質とセキュリティを高めるために,様々なフィルタリング手法を用いる。
その結果,自由空間光リンク上でのqkdの実装は,照明条件や気象条件の異なる場合であっても,平均および高キーレートで<11\%$の情報理論的セキュアqberを生成できることが実証された。
データ取得の24時間サイクルで、平均日照キーレート(3.9118\pm0.7339 KHz$)とQBER(10.5518\pm1.3428\%$)をそれぞれ、夜間キーレート(4.6118\pm0.8088 KHz$)とQBER(10.3545\pm1.2501\%$)をそれぞれ測定した。
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