論文の概要: DiCE -- A Data Encryption Proxy for the Cloud
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2310.05710v1
- Date: Mon, 9 Oct 2023 13:33:59 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2024-03-19 02:52:40.553960
- Title: DiCE -- A Data Encryption Proxy for the Cloud
- Title(参考訳): DiCE - クラウド用のデータ暗号化プロキシ
- Authors: Johannes Koppenwallner, Erich Schikuta,
- Abstract要約: アウトソースされたデータの機密性やセキュリティに関する懸念がある。
DiCEドライバはクエリをプロキシとして解析し、これらのクエリを暗号化する。
これにより、暗号化されていないデータベースのようなリレーショナルパフォーマンスで、クラウド内の暗号化されたデータベースで多くのクエリを実行することができる。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: Outsourcing a relational database to the cloud offers several benefits, including scalability, availability, and cost-effectiveness. However, there are concerns about the confidentiality and security of the outsourced data. A general approach here would be to encrypt the data with a standardized encryption algorithm and then store the data only encrypted in the cloud. The problem with this approach, however, is that with encryption, important properties of the data such as sorting, format or comparability, which are essential for the functioning of database queries, are lost. One solution to this problem is the use of (e.g. order-preserving) encryption algorithms, which also preserve these properties in the encrypted data, thus enabling queries to encrypted data. These algorithms range from simple algorithms like Caesar encryption to secure algorithms like mOPE. In order to be able to use these algorithms as easy as possible, ``DiCE'' a JDBC driver was developed, that parses SQL queries as a proxy and transparently encrypts and decrypts these queries. This allows to execute many queries on an encrypted database in the cloud with (nearly) the performance as on unencrypted databases. The DiCE driver can be used with any other JDBC driver and therefore supports a variety of databases. The driver can be configured to support different encryption algorithms. To keep track of the operations, the ``Dice Information Client'' has been developed to track the encryption and decryption of the driver. Although the result of the performance analysis shows a certain overhead due to the parsing and encryption of the SQL queries in the Dice driver, this overhead is significantly reduced by other influencing factors such as the network and parallel queries.
- Abstract(参考訳): リレーショナルデータベースをクラウドにアウトソーシングすることは、スケーラビリティ、可用性、コスト効率など、いくつかのメリットを提供する。
しかし、アウトソースされたデータの機密性やセキュリティには懸念がある。
ここでの一般的なアプローチは、標準化された暗号化アルゴリズムでデータを暗号化し、クラウドにのみ暗号化されたデータを格納することだ。
しかし、このアプローチの問題点は、暗号化によってソート、フォーマット、コンパビリティといった、データベースクエリの機能に不可欠なデータの重要な特性が失われることである。
この問題の解決策の1つは(例えば順序保存)暗号化アルゴリズムを使用することで、暗号化されたデータにこれらのプロパティを保存することで、クエリーが暗号化されたデータに保存される。
これらのアルゴリズムは、Caesar暗号化のような単純なアルゴリズムから、mOPEのようなセキュアなアルゴリズムまで様々である。
これらのアルゴリズムを可能な限り使いやすくするために、JDBCドライバの ``DiCE' が開発され、SQLクエリをプロキシとして解析し、これらのクエリを透過的に暗号化して復号化している。
これにより、暗号化されていないデータベースのような(ほぼ)パフォーマンスで、クラウド内の暗号化されたデータベース上で多くのクエリを実行することができる。
DiCEドライバは他のJDBCドライバと使用することができ、そのためさまざまなデータベースをサポートする。
ドライバは、異なる暗号化アルゴリズムをサポートするように設定できる。
操作を追跡するため、ドライバの暗号化と復号を追跡するために ``Dice Information Client'' が開発された。
性能解析の結果、DiceドライバのSQLクエリのパースと暗号化によるある程度のオーバーヘッドが示されるが、ネットワークや並列クエリといった他の影響要因によって、このオーバーヘッドは大幅に減少する。
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