論文の概要: Low loss hybrid Nb/Au superconducting resonators for quantum circuit applications
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2401.14764v3
- Date: Fri, 30 Aug 2024 11:25:32 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2024-09-02 20:21:37.025913
- Title: Low loss hybrid Nb/Au superconducting resonators for quantum circuit applications
- Title(参考訳): 量子回路応用のための低損失ハイブリッドNb/Au超伝導共振器
- Authors: Marina C. de Ory, Victor Rollano, David Rodriguez, Maria T. Magaz, Daniel Granados, Alicia Gomez,
- Abstract要約: ニオブ回路と10nmの金カッピング層を組み合わせた超伝導デバイスについて検討した。
以上の結果から,Au層の追加は2レベルのシステム欠陥の密度を低下させることが明らかとなった。
この結果から,Nb/Au素子ラッピング共振器が超伝導量子技術の進歩に有用かつ有望なツールである可能性が示唆された。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: Superconducting resonators play a crucial role in developing forthcoming quantum technologies such as quantum computing or high performance detectors. Yet, one of their main limitations regarding to noise and sensitivity is the interaction with two-level systems present in oxide layers in the device. Focused on mitigating this problem, we study a superconducting device combining a niobium circuit with a 10 nm gold capping layer. Our investigation covers a wide range of temperatures and driving powers, revealing that adding the Au layer reduces the density of two-level system defects while maintaining a very high quality factor. Moreover, an increase in the non-linearity response is also observed. Our findings suggest the potential of Nb/Au lumped element resonators as versatile and promising tools for advancing superconducting quantum technologies. Among others, the presence of gold allows anchoring alkyl thiol groups to form self-assembled monolayers, improving the integration with molecular spin qubits for the development of hybrid quantum processors.
- Abstract(参考訳): 超伝導共振器は、量子コンピューティングや高性能検出器などの今後の量子技術開発において重要な役割を果たしている。
しかし、ノイズと感度に関する主な制限の1つは、デバイス内の酸化物層に存在する2レベルシステムとの相互作用である。
この問題の緩和に焦点をあて,ニオブ回路と10nmの金カッピング層を組み合わせた超伝導デバイスについて検討した。
以上の結果から,Au層の追加は2レベルのシステム欠陥の密度を低減し,高い品質の要因を保ちながら,幅広い温度と駆動能力について検討した。
また,非線形応答の増加も観察された。
この結果から,Nb/Au積層素子共振器が超伝導量子技術の進歩に有効である可能性が示唆された。
中でも金の存在は、アルキルチオール基を固定して自己集合単分子膜を形成することを可能にし、ハイブリッド量子プロセッサの開発のための分子スピン量子ビットとの統合を改善した。
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