論文の概要: Catalytic advantage in Otto-like two-stroke quantum engines
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2401.15173v1
- Date: Fri, 26 Jan 2024 19:36:15 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2024-01-30 19:36:55.072469
- Title: Catalytic advantage in Otto-like two-stroke quantum engines
- Title(参考訳): オットー型2ストローク量子エンジンの触媒的利点
- Authors: Marcin {\L}obejko, Tanmoy Biswas, Pawe{\l} Mazurek and Micha{\l}
Horodecki
- Abstract要約: 熱機関の性能を高めるために触媒を組み込む方法を示す。
2ストロークでしか動作しない最も単純なエンジンモデルのうちの1つで効率を解析する。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 3.072340427031969
- License: http://creativecommons.org/licenses/by/4.0/
- Abstract: We demonstrate how to incorporate a catalyst to enhance the performance of a
heat engine. Specifically, we analyze efficiency in one of the simplest engines
models, which operates in only two strokes and comprises of a pair of two-level
systems, potentially assisted by a $d$-dimensional catalyst. When no catalysis
is present, the efficiency of the machine is given by the Otto efficiency.
Introducing the catalyst allows for constructing a protocol which overcomes
this bound, while new efficiency can be expressed in a simple form as a
generalization of Otto's formula: $1 - \frac{1}{d} \frac{\omega_c}{\omega_h}$.
The catalyst also provides a bigger operational range of parameters in which
the machine works as an engine. Although an increase in engine efficiency is
mostly accompanied by a decrease in work production (approaching zero as the
system approaches Carnot efficiency), it can lead to a more favorable trade-off
between work and efficiency. The provided example introduces new possibilities
for enhancing performance of thermal machines through finite-dimensional
ancillary systems.
- Abstract(参考訳): 熱エンジンの性能を向上させるために触媒を組み込む方法を示す。
具体的には、2ストロークのみで動作し、2段階のシステムからなる最も単純なエンジンモデルの1つで効率を解析し、d$-dimensional 触媒によって支援される可能性がある。
触媒が存在しない場合、機械の効率はオットー効率によって与えられる。
触媒の導入により、この境界を克服するプロトコルを構築することができ、一方、新しい効率性はオットーの公式の一般化として単純形式で表される: $1 - \frac{1}{d} \frac{\omega_c}{\omega_h}$。
触媒はまた、機械がエンジンとして機能するより広い操作範囲のパラメータを提供する。
エンジン効率の上昇は、主に作業生産の減少を伴うが(システムがCarnot効率に近づいたときにゼロになる)、作業と効率のトレードオフがより有利になる可能性がある。
本報告では, 有限次元アシラリーシステムによる熱機械の性能向上の可能性を紹介する。
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