論文の概要: Two-stroke thermal machine using spin squeezing operation
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2402.00852v1
- Date: Thu, 1 Feb 2024 18:50:35 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2024-02-02 13:48:08.835498
- Title: Two-stroke thermal machine using spin squeezing operation
- Title(参考訳): スピンスクイーズ操作による2ストローク熱機
- Authors: Carlos H. S. Vieira, Jonas F. G. Santos
- Abstract要約: そこで本研究では,全操作中にスピンスクイーズ効果が本質的にスイッチオンされる2ストロークサイクルについて検討した。
スピンスクイーズ効果が大きくなるほど、エネルギーベースにおけるコヒーレンス量の増大が示される。
この結果から, サイクル中のエントロピー生成量に直接関連している常オンスピンスクイーズを仮定しても, より優れた効率のセットを見つけることが可能であることが示唆された。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://creativecommons.org/licenses/by/4.0/
- Abstract: Quantum thermal machines are powerful platforms to investigate how quantum
effects impact the energy flow between different systems. We here investigate a
two-stroke cycle in which spin squeezing effects are intrinsically switched on
during all the operation time. By using the Kitagawa and Ueda's parameter and
the l1-norm to compute the degree of spin squeezing and the quantum coherence,
we firstly show that the more the spin squeezing effect the more the amount of
coherence in the energy basis. Then we employ the characteristic function
approach to investigate the engine performance in view of the amount of spin
squeezing into the system. Our results show that even assuming an always-on
spin squeezing, which is directly associated with the amount of entropy
production in the cycle, it is possible to find a better set of efficiency and
extracted power for the engine provided a high control over the relevant
parameters, i.e., the operation time and the squeezing intensity.
- Abstract(参考訳): 量子熱機械は、異なるシステム間のエネルギーの流れに量子効果がどのように影響するかを調べる強力なプラットフォームである。
本稿では,全操作中にスピンスクイーズ効果が本質的にスイッチオンされる2ストロークサイクルについて検討する。
北川と上田のパラメータとl1-ノルムを用いて、スピンのスクイーズと量子コヒーレンスの程度を計算することにより、まず、スピンスクイーズ効果がエネルギー基底のコヒーレンス量を多くすることを示す。
次に,システム内へのスピンスクイーズ量の観点から,特性関数法を用いてエンジン性能について検討する。
この結果から, サイクル中のエントロピー生成量と直接的に関連している常オンスピンスクイーズを仮定しても, エンジンの効率性や抽出電力が向上し, 操作時間やスクイーズ強度など, 関連するパラメータを高い制御力で制御できることが示唆された。
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